前作『できれば愛を』から6年、坂本慎太郎4thアルバムが完成。世界がパンデミック下で大きく変化している中、日常を綴るように書き下ろされた全10曲。自身の音楽をアップデートさせ続ける、坂本慎太郎の最高のポップアルバムが完成しました。 (C)RS
JMD(2022/04/09)
坂本慎太郎、6年ぶり4thアルバム「物語のように(Like A Fable)」、発売決定!
前作「できれば愛を」から6年、坂本慎太郎4thアルバムが完成しました。
世界がパンデミック下で大きく変化している中、日常を綴るように書き下ろされた全10曲。自身の音楽をアップデートさせ続ける、坂本慎太郎の最高のポップアルバムが完成しました。前作同様、坂本慎太郎バンドのメンバーを中心にレコーディングされ、ドラムは菅沼雄太、ベース&コーラスはAYA、そしてサックス&フルートは西内徹。ゲストプレーヤーとして2曲にトロンボーンでKEN KEN(Ken2d Special, Urban Volcano Sounds)が参加。エンジニア/マスタリングは中村宗一郎。CDはアルバム全収録曲のインストヴァージョン10曲入りCDが付いた2枚組。アートワークは坂本慎太郎。
発売・販売元 提供資料(2022/04/07)
実に6年ぶりとなる4作目はロマンティックなラヴソングを多く含むポップス集。簡素なリズムマシーンを用いた"それは違法でした"、トロンボーンが華やかな"まだ平気?"の冒頭2曲からはうっすらとコロナ禍のムードが感じられるものの、その後はムード歌謡~グループサウンズ的な曲調で〈君と僕〉が歌われていて、ベースを担当するAYAのコーラスも含め、その印象はいつになくポップだ。アルバム・タイトルから推測すると、社会の混沌に対する反動から〈物語、寓話〉として描かれているのかもしれないが、こんなスウィートな作品が聴けることを素直に喜びたい。坂本自身がベースを弾いたミニマル・ファンク"ある日のこと"から、フルートをフィーチャーした"恋の行方"へと至るラストの流れも秀逸。
bounce (C)金子厚武
タワーレコード(vol.462(2022年5月25日発行号)掲載)