マイケル・アモット率いるアグレッシヴ・へヴィ・メタル・バンド、アーチ・エネミー。通算11枚目となる5年振りのスタジオ・アルバムをリリース!現ヴォーカリストのアリッサ加入後3作目、ギタリストのジェフが参加した2作目のスタジオ作品。 (C)RS
JMD(2022/06/29)
マイケル・アモット率いるアグレッシヴ・へヴィ・メタル・バンド、アーチ・エネミー。通算11枚目となる5年振りのスタジオ・アルバムをリリース!
現ヴォーカリストのアリッサ加入後3作目、ギタリストのジェフが参加した2作目のスタジオ作品。
アーチ・エネミーはスウェーデン出身、グラインド・コア/デス・メタル・バンド、カーカスを脱退した兄マイケルと、弟クリストファーのアモット兄弟を中心に結成され、1996年アルバム「ブラックアース」でデビュー。2001年発表4作目「ウェイジズ・オブ・シン」から加わった女性デス・ヴォーカルのアンジェラが話題を呼び、バンドとして飛躍を遂げる。2011年、8作目「ケイオス・リージョンズ」発表後、マイケルの弟のクリストファーが脱退。その後2014年には、アンジェラが脱退、カナダ出身の女性ヴォーカル、アリッサが加入し、通算9枚目となる新作「ウォー・エターナル」をリリースした。
2015年、ギタリストに元ネヴァーモアのジェフが加入、新編成により3月には16度目の来日公演を行った。2016年、最大級のメタル・フェスの1つであるドイツはヴァッケン・フェスティヴァルで白熱のライヴが行われ、そのパフォーマンスを収録したライヴDVD、ブルーレイがリリースとなった。2017年、通算10作目「WILL TO POWER」をリリース、2018年単独、2019年ダウンロード・ジャパンで、来日公演を行っている。
そして2022年、通算11作目となる新作「Deceivers」がリリースされる。
ARCH ENEMY :
マイケル・アモット(MICHAEL AMOTT): guitar
ジェフ・ルーミス(JEFF LOOMIS): guitar
シャーリー・ダンジェロ(SHARLEE D'ANGELO): bass
ダニエル・アーランドソン(DANIEL ERLANDSSON): drums
アリッサ・ホワイト-グルーズ(ALISSA WHITE-GLUZ): vocals
発売・販売元 提供資料(2022/06/24)
5年ぶりになる11枚目のアルバムは、名プロデューサーであるヤコブ・ハンセンを初起用。音楽的には前作の延長と言えるもので、現行メタルのど真ん中を行く王道っぷりを誇示。冒頭を飾る"Hankshake With Hell"では稀代の歌姫アリッサのクリーン・ヴォイスを差し込んだメロディアスな歌唱力が秀逸。全体を通し、野獣性に長けたヘヴィーさと叙情的なドラマ性が噛み合い、一つの完成形を見た傑作である。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.465(2022年8月25日発行号)掲載)