カナダはトロントのインディーポップ・バンド、Alvvaysの5年ぶり3枚目となるオリジナルアルバムがついにリリース決定!2017年の2nd『Antisocialites』を期に世界中のフェスを席巻した彼女達の待望の新作は、バンドがこれまでに武器にしてきたドリーミーで浮遊感のあるサウンドとヴォーカル、Molly Rankinの美しくもキュートな歌声、そして誰もが心震わせるキャッチーなメロディーと全世界のリスナーが待っていたあの"Alvvays節"が満載! (C)RS
JMD(2022/07/08)
カナダはトロントのインディーポップ・バンド、Alvvaysの5年ぶり3枚目となるオリジナルアルバムがついにリリース決定!
2017年の2nd『Antisocialites』を期に世界中のフェスを席巻した彼女達の待望の新作は、バンドがこれまでに武器にしてきたドリーミーで浮遊感のあるサウンドとヴォーカル、Molly Rankinの美しくもキュートな歌声、そして誰もが心震わせるキャッチーなメロディーと全世界のリスナーが待っていたあの"Alvvays節"が満載!
冒頭を飾るM1「Pharmacist」はこれまで以上にシューゲイズに振り切ったドライヴ感のあるギターサウンドの中にMollyの歌声が溶け込んでいく疾走感のある楽曲で一気にギアをあげ、バンドの作り出す世界観に引き込まれていく。続くM2「Easy On Your Own?」の魅力はなんと言っても壮大なメロディーで、これまでの代表曲でもある「Archie, Marry Me」や「In Undertow」を彷彿させる煌びやかなメロディーからラストの大サビで完璧にノックアウトさせられるだろう。更にM3「After The Earthquake」ではエヴァーグリーンなギターポップをAlvvays流にアレンジし、M6「Many Mirrors」では春の陽気のように甘酸っぱく心地良いインディーポップとキラーチューン連発!
さらにM7「Very Online Guy」ではエフェクトを多く使用したり、80sを感じさせるネオン色のシンセサイザーを組み込んだ楽曲を展開するなど、これまでとは異なるアプローチでもキャッチーなサウンドを生み出すことに成功したバンドの新たな一面も見ることができる逸品です。アルバムの後半に収録されているこれぞ"Alvvays"!な壮大なメロディーが胸を打つM11「Belinda Says」など含め2020年代においてもインディーポップの象徴として聴かれ続けていくであろう最高傑作の誕生だ!
発売・販売元 提供資料(2022/07/06)
世界中のインディー・ロック・ファンから絶大な支持を得ているトロントの5人組ドリーム・ポップ・バンド。5年ぶりのサード・アルバムは、アラバマ・シェイクスやケイシー・マスグレイヴスらの仕事で知られるショーン・エヴェレットがプロデュースとエンジニアリングを務めた意欲作だ。曲によっては80s風のチープなシンセを巧みに使って新味を取り入れつつ、今作もシューゲイザーやネオアコから影響を受けたドリーミーで甘酸っぱいギター・ポップが十二分に楽しめる。一方で個々の音の輪郭がはっきりした音像が印象的で、演奏もヴォーカルも過去作に比べて力強く、アルバム全体に芯の強さが感じられる。つまりは彼ららしい〈蒼さ〉を保ちつつ、音楽家としての成長も成し遂げた快作。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.466(2022年9月25日発行号)掲載)