ジャズ・フュージョンギタリストとして、また数多くのジャズギター関連書籍、ビデオ、教則本などでも知られる矢堀孝一が2022年に放つ新プロジェクトのフル・アルバムが完成!その名も「弦問答」。
弦問答(げんもんどう)の意味するものとアルバム・コンセプト「そもさん/せっぱ」で知られる「禅問答」。知己を極めた高僧によるディベートという風情から読み取れる高度な会話を目指して弦楽器同士の「会話」をイメージして到達したこのタイトル。英語(ローマ字)表記の GEN (弦)のMONDO(世界)となったのは偶然だったが、どちらもアルバム/プロジェクトの性質をよく表した「巧妙な」タイトルとなった。
今までの作品では主にエレクトリックギターを使い、ハード目なジャズ・フュージョンでのプロジェクトの活動を主戦場としていたが、時折アコースティックギター、特にガット弦による演奏を、アルバムに数曲組み込んだり、ライブでも披露し、唯一無二の世界観を醸し出していた矢堀だが、本人もその「他にないサウンドやコンセプト」に気づき、アルバム製作への意欲を表した。「アコギありき」で製作をスタートし、Provenceを始めとする5曲を書き下ろし、ライブでの実演も重ねて推敲、手直し、アレンジを詰め11月に岡田治郎、岡部洋一とスタジオ入り、なんとその前日に逝去してしまった盟友・菅沼孝三との共作 'VaizravaNa'を1日でレコーディング。岡田とはその後も何度もスタジオでリハーサル、録音を行ってDuo楽曲の製作に努めた。
発売・販売元 提供資料(2022/07/08)