クルアンビンとの極上コラボでアフリカ最高のギタリスト楽曲をオマージュ!
マリの伝統的音楽とブルースを融合させたサウンドで〈アフリカのジョン・リー・フッカー〉とも評される伝説的ギタリスト=アリ・ファルカ・トゥーレの楽曲を、息子ヴィユー×来日迫るクルアンビンによるコラボでオマージュしたアルバム。アフリカの土着的なブルースと、エキゾな東洋的サイケデリアが広がる両者のギタープレイの相性は抜群で、程よい辺境感と浮遊するサウンドが実に心地良い作品。原曲にはライ・クーダーが参加した名曲(3)や、異国のファンクネス溢れる(4)、後半のグルーヴィな展開が堪らない(5)など、アリの音楽に敬意を払いつつもリズム隊は現代的!ティナリウェンやムスタファ・オズケント好きは勿論、辺境/レアグルーヴ、インディーリスナーまで注目の作品です。 (C)オンライン:巻本 拓也
タワーレコード(2022/10/21)
クルアンビンと、マリのギタリスト、ヴィユー・ファルカ・トゥーレのコラボレーション・アルバムが完成。ヴィユーの亡き父で、アフリカが生んだ最高のギタリスト、アリ・ファルカ・トゥーレへのオマージュ作! (C)RS
JMD(2022/08/18)
クルアンビンと、マリのギタリスト、ヴィユー・ファルカ・トゥーレのコラボレーション・アルバムが完成。ヴィユーの亡き父で、アフリカが生んだ最高のギタリスト、アリ・ファルカ・トゥーレへのオマージュ作『アリ』、リリース!!
Khruangbinとマリのギタリスト、Vieux Farka Toureは、Vieuxの亡き父、Ali Farka Toureに敬意を表して、コラボレーション・アルバム『Ali』をリリースする。Ali Farka Toureは、アフリカが生んだ最も影響力/才能のあるギタリストの一人として、よく知られている。Aliのサウンドは、彼が愛してやまないマリのトラディショナルな音楽スタイルとブルースの要素を融合させたもので、曲は、地元の言語であるソンガイ語、タマシェク語、フラニ語、バンバラ語で歌われる。後に、彼のスタイルは、今では「デザート・ブルース」としてよく知られる画期的な新ジャンルを生み出し、グラミー賞を3回受賞。広くリスペクトされ、「アフリカのJohn Lee Hooker」とも呼ばれるようになった。
Dead Oceansからリリースされる『Ali』は、Aliへのオマージュとして、彼の最も印象的な作品のいくつかをリクリエイトし、オリジナルの威厳を維持しながら、異なるサウンドで検証したものだ。アルバムは、1960年9月22日にマリ連邦からマリ共和国が独立したことを記念するマリの祝日「共和国記念日」の翌日にリリースされる。
このアルバムでプレイされた曲はVieuxのお気に入りで、Ry Cooderが参加した「Diarabi」のような有名曲から「Alakarra」のような無名の曲まで、Aliのキャリアのさまざまな部分を表現している。Vieuxが父の遺志を継いでKhruangbinを選んだのは当然だ。アモルファスでサイケデリックなファンクを奏でるこのトリオは、世界各地で高い評価を得ており、未開発の国際的な文化や楽曲を明らかにしてきた。「Aliがこの世にもたらした愛を伝えるアルバムとしたい。私が彼に、そして、Khruangbinが彼の音楽に注いでいる愛について。古いものに愛情を注ぎ、再び新しいものにするということだ」と、このコラボレーションについてVieuxは語る。「私たちは、Aliの人生と作品に敬意を表して、このアルバムを作った。より多くの人がAliの音楽的遺産を知るきっかけになることを願っている」とKhruangbinは加える。
発売・販売元 提供資料(2022/07/29)
マリのギタリストであるヴィユー・ファルカ・トゥーレとクルアンビンが共同で制作したアルバム。ヴィユーの父アリに向けたリスペクトがテーマという内容は、高い演奏力がもたらすグルーヴの洪水が印象的だ。自在にノリを操る様はまさに圧巻。ほのかなサイケデリアを描きながら、ファンク、ブルース、ダブといった要素を漂わせるサウンドスケープに触れると、インフロー率いるソーやマキシマム・ジョイの作品群が脳裏に浮かぶ。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.467(2022年10月25日発行号)掲載)