サム・スミスの2020年以来となる4作目のスタジオ・アルバム。
9月にリリースした世界的大ヒット中の「Unholy feat. キム・ペトラス」の成功に続き、ニュー・アルバム『Gloria』(グロリア)をリリース!
数々の素晴らしい成功を収めているサムにとって『Gloria』は4作目のスタジオ・アルバムであり、高い評価を受けた『ラヴ・ゴーズ』に続く作品となる。
今作は、「Unholy」の紛れもない成功が表す通り、サムにとってこれまでで最も大胆な作品となる。
発売・販売元 提供資料(2022/10/21)
キム・ペトラスとのコラボで初の全米1位まで獲得した"Unholy"を前フリに4枚目のアルバムが堂々の完成。とはいえ同曲ほどのナスティな雰囲気やハイパーポップ的な変異ノリのトラックは他になく、切々と歌うオープニングの"Love Me More"など得意のスロウ~バラード系を主軸にして過去曲と対比することで、却って内面の成熟や変化が浮き彫りになってくるような格好だ。主にジミー・ネイプスとスターゲイトが主役の穏やかな意識を解き放つ一方、サーカットらによる哀愁味に溢れたダンス曲"Lose You"やカルヴィン・ハリスとのラヴリーなディスコ"I'm Not Here To Make Friends"もあり、"Gimme"では客人のコフィとレゲエ風のビートにもトライ。自身の表現への確信も伝わってくる充実の一枚だ。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.470(2023年1月25日発行号)掲載)