ジャンルを越えた音楽性で人気を博すヤング・ファーザーズ 最新アルバム完成!!
英マーキュリー・プライズの受賞や、映画『T2トレインスポッティング』への楽曲提供、さらにはマッシヴ・アタックとの来日公演も行った、ヤング・ファーザーズが実に5年ぶりとなる最新作『Heavy Heavy』を〈NINJA TUNE〉よりリリース。
10曲入りの本作は、地下のスタジオにメンバー3人と限られた機材とマイクだけという、基本に立ち返ったアプローチで制作された。
すべてが常にプラグインされ、すべてが常に手の届くところにあるセッティングだったという。
自由奔放にスタジオ・セッションをする中で完成した最初の曲が先行シングル「Geronimo」であり、これまでの楽曲の中で、最もソウルフルな楽曲といえる出来栄えとなっている。
そして、2ndシングルの「I Saw」は、ジャンルを越えた音楽性で知られるヤング・ファーザーズならではの、軽快なリズム、コントロールされたカオス、ソウルフルな歌など、ファンが愛してやまない要素が満載の曲となっている。
マッシヴ・アタックの3Dが「世界で今、ファッキン・ベストなバンドだ」と語り、そのマッシヴ・アタックとのツアーでのパフォーマンスを見たノエル・ギャラガーが、エルトン・ジョンのラジオ番組で「度肝を抜かれた」と絶賛、LCDサウンドシステムのツアー・サポートもつとめるなど、錚々たる大物アーティストたちを魅了するヤング・ファーザーズ。
発売・販売元 提供資料(2022/10/21)
パンクからニューエイジまで多様な音楽スタイルを取り込んで整合性のある混沌を響かせるトリオが、待望久しい4年ぶりのニュー・アルバムを完成させた。何かが暴れるようなジャケからしてまずかっこいいが、アッパーで楽しい祝祭感覚を前面に出したサウンドの明快な変化もあって、トータルな聴き心地は良い意味でキャッチーさを増した。アーティスティックな美意識を捨て去ることなく内面を音に投影した開放感が清々しい!
bounce (C)香椎 恵
タワーレコード(vol.470(2023年1月25日発行号)掲載)