現代ジャズ・シーンをリードするヴォーカリスト、ホセ・ジェイムズ。これまで多彩なコンセプトのプロジェクトを展開してきたホセですが、今回はネオ・ソウルのカリスマ・シンガー、エリカ・バドゥへのトリビュート。1997年に『バドゥイズム』でデビュー以来、新世代R&Bのカリスマとして孤高の存在を築いているエリカ・バドゥ。彼女の歴代の代表曲7曲をホセ流の解釈でカヴァー。BIGYUKI、ベン・ウィリアムスなどで構成される鉄壁のリズム・セクションに加え、ホセがフックアップする新進気鋭の女性サックス奏者2名をフィーチャリング。 (C)RS
JMD(2022/11/12)
ネオ・ソウル・クイーン、エリカ・バドゥへのトリビュート。
現代ジャズ・シーンをリードするヴォーカリスト、ホセ・ジェイムズ。これまで多彩なコンセプトのプロジェクトを展開してきたホセですが、今回はネオ・ソウルのカリスマ・シンガー、エリカ・バドゥへのトリビュート。
1997年に『バドゥイズム』でデビュー以来、新世代R&Bのカリスマとして孤高の存在を築いているエリカ・バドゥ。彼女の歴代の代表曲7曲をホセ流の解釈でカヴァー。
BIGYUKI、ベン・ウィリアムスなどで構成される鉄壁のリズム・セクションに加え、ホセがフックアップする新進気鋭の女性サックス奏者2名をフィーチャリング。
〈パーソネル〉 ホセ・ジェイムズ(vo) エバン・ドーシー(as) ダイアナ・ジャッバール(fl, ts)
BIGYUKI(p, Fender Rhodes, Wurlitzer, org, synth) ベン・ウィリアムス(b) ジャリス・ヨークリー(ds)
発売・販売元 提供資料(2022/11/10)
クリスマス盤に続く約1年ぶりの新作はエリカ・バドゥへのトリビュート盤。やや唐突にも思われそうな試みながら、かつての『Yesterday I Had The Blues: The Music Of Billie Holiday』(2015年)を思い出せば、彼とビリー・ホリデイを繋ぐ線上にエリカの存在を見ることは容易だろう。長尺の"Green Eyes"もそのまま聴かせるなど、基本的に原曲の雰囲気を踏まえたアレンジに大きな飛躍はないものの、単純に男女の声質の違いが曲の印象を一変させていて、"Didn't Cha Know"がどこかオマーのように聴こえてきたりするのもおもしろい。BIGYUKIの鍵盤が全体の格調を優美に印象づけるなか、ジャケに名前のある2名のサックス奏者、ダイアナ・ジャッバールとエバン・ドーシーのパフォーマンスにも注目。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.470(2023年1月25日発行号)掲載)
ホセ・ジェイムズがネオ・ソウルのカリスマ、エリカ・バドゥをカヴァー。これは駄作になるわけがない!BIGYUKI、ベン・ウィリアムスといった現代ジャズ屈指の実力派プレイヤーで脇を固めつつ、新進気鋭の女性サックス奏者2名をフィーチャー。びっくりするような選曲はなく、代表曲をしっかりと選びましたと言う感じだが、内容の素晴らしさは文句なし!ホセのディープな美声は言うまでもなく、鉄壁のリズム・セクションによる緩急自在のグルーヴ、そして様々な音色を使いこなすBIGYUKIのプレイが素晴らしい。M1のホセの歌唱、ハマり過ぎです。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.161(2022年12月10日発行号)掲載)