「日記を書くように」 ー 内奥の彼方から発せられた12の音のスケッチ。
23年1月17日、闘病を続けていた坂本龍一の71歳の誕生日に届けられた名作。楽曲を制作した日付をそのままタイトルとし、'21年3月10日から'22年4月4日までに、「日記を書くように」録音されたスケッチから選ばれた12曲を収録。坂本氏の身体の内奥から発せられたような原初の「音」で綴られた1枚。
タワーレコード(2024/06/26)
2017年発売『async』以来、約6年ぶりのオリジナルアルバム。いまだ続く闘病生活の中、日記を書くように制作した音楽のスケッチから、12 曲を選び1枚のアルバムにまとめた作品集。各曲のタイトルは、曲を制作した日付。ジャケットは「もの派」を代表する国際的な美術家、李禹煥(リ・ウファン)氏が本作のためにドローイングを制作。坂本龍一の71歳の誕生日となる2023年1月17日にリリース。 (C)RS
JMD(2022/11/23)
坂本龍一 約6年ぶりの最新オリジナルアルバム「12」発売決定!
2017 年発売「async」以来、約6年ぶりのオリジナルアルバム。
いまだ続く闘病生活の中、日記を書くように制作した音楽のスケッチから、12曲を選び1枚のアルバムにまとめた作品集。
各曲のタイトルは、曲を制作した日付。
ジャケットは「もの派」を代表する国際的な美術家、李禹煥(リ・ウファン)氏が本作のためにドローイングを制作。
坂本龍一の71歳の誕生日となる2023年1月17日にリリース。
発売・販売元 提供資料(2022/11/21)
約6年ぶりとなるオリジナル作。闘病を続けながら日記を書くように制作したというスケッチ的な音楽のなかから12曲をまとめた作品集で、制作日をそのままタイトルにした楽曲が、ほぼ時系列に沿って並んでいる。各楽曲は、たおやかに奏でられるピアノとシンセサイザー、その演奏に伴うノイズとアンビエンスという限られた要素で構成されているものがほとんど。坂本の息遣いも聴き取れる、時にローファイな録音が生々しく、耳を捉えて離さない。中盤までは音をひとつずつ配置していくような、各音の関連性が希薄な構成の楽曲が続くのだが、後半に至って確かな旋律が立ち現れる。持続する穏やかでフラットなトーンと、そのなかから浮かび上がる仄かなエモーション。その繊細で豊かな変化がただただ美しい。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.470(2023年1月25日発行号)掲載)