2023年はゴッドファーザー・オブ・パンクの帰還と爆音とともに始まる――!
ロック・レジェンドとして数々の逸話と伝説を創り続けているイギー・ポップが、自身の歴史にまた新たな1ページを刻む。Atlantic Records傘下のGold Tooth Recordsからの第1弾アルバムは初期作品を彷彿とさせる生々しいパワーとプリミティヴな衝動が漲る、チャド・スミスやダフ・マッケイガン他豪華ゲスト参加の『EVERY LOSER』! アナログLPも同時発売!
ゴッドファーザー・オブ・パンク、イギー・ポップ。ロック・レジェンドとして数々の逸話と伝説を創り続けている彼が、自身の歴史にまた新たな1ページを刻む。2022年10月、オジー・オズボーンからデュア・リパまで数々の大ヒット・アルバム手がけたプロデューサー、アンドリュー・ワットがAtlantic Records傘下に創設したレーベル、Gold Tooth Recordsと契約したことを発表したイギー。同月末にはレーベルからの第1弾作品となるシングル「Frenzy」をリリースしたが、初期作品を彷彿とさせる生々しいパワーとプリミティヴな衝動が漲る3分間のパンク・ロック・ナンバーは来るべきニュー・アルバムへの期待を爆上げさせた。
待望の新作『EVERY LOSER』。イギー・ポップにとって通算19作目となる本作のプロデュースを手掛けるのは、勿論アンドリュー・ワット。メーターを振り切ったプリミティヴなパンクのルーツと現代的な視点の歌詞とサウンドが組み合わさった11の楽曲を収録した『EVERY LOSER』は、まさしくロックンロールの本質を形にしたアルバムであり、比類なき激しさと屈託のないウィットで怒りをぶつける匠の技が漲った作品だ。ここには前作の瞑想的な『FREE』で静かな夜にそっと身を落ち着けることを良しとせず、再び人生そのものに不敵に突進している今のイギー・ポップの姿があるのだ。
先行シングル「Frenzy」でイギーのバックを固めるのは、アンドリュー・ワット(ギター/バック・ヴォーカル)、そしてガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン(ベース)にレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス(ドラムス)からなる錚々たる面々。彼らの他にも豪華ゲストが参加しているとのことだ。さらにパンク・ロック・ファンとして注目したいのは、アルバム・アートワークをソニック・ユースの『GOO』やブラック・フラッグの一連の作品のアートワークを手掛けている現代アーティスト、レイモンド・ペティボンが手掛けていることだろう。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2022/11/18)
「俺は上半身裸のロック野郎だ。アンドリューとGold Tooth Recordsはそれを理解してくれ、昔ながらの方法で一緒にアルバムを作ったのさ」イギーはそうコメントする。「一緒にやってる連中は、ガキの頃から知ってる奴らで、出来上がった音楽に(聴くものは)間違いなく打ちのめされるだろう」
そしてそのイギーのアルバムをプロデュースしたアンドリュー・ワットも次のように語っている。
「イギー・ポップは超スゴいアイコンだ。真のオリジナルだ。ステージ・ダイブを発明した男だ・・・一緒にアルバムを作らせてくれるなんて、今でも信じられないよ。名誉なことだ。これ以上クールなことはないよ。このアルバムはステレオの音を目一杯上げて再生するために作られたんだ・・・音量を上げて、そのまま聴くんだ」
2023年はゴッドファーザー・オブ・パンクの帰還と爆音とともに幕を開ける――新しい年のスタートにこれ以上の出来事は無い!(2/2)
発売・販売元 提供資料(2022/11/18)
イギー・ポップが、前作『フリー』から4年ぶりの新作をついにリリースした!『ポスト・ポップ・ディプレッション』、『フリー』と傑作を連発するイギ―だが、プロデューサーにアンドリュー・ワットをむかえた本作でもその好調ぶりは維持されている。アルバムには、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス(ds)、ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガン(b)、さらに、フー・ファイターズの故テイラー・ホーキンズが参加!! アルバムに先行し《フレンジー》《ストラング・アウト・ジョニー》のPVが公開されているが、いずれも素晴らしいクオリティだ。
intoxicate (C)荻原慎介
タワーレコード(vol.162(2023年2月20日発行号)掲載)
19枚目のアルバムのアンドリュー・ワット主宰のゴールド・トゥースから。レジェンドとの仕事が得意な彼にうまく誘導されたのか、直球のパンキッシュなスタイルで皆が求める猛烈なイギー像を表現している。ダフ・マッケイガンやチャド・スミス、ジョシュ・クリングホッファー、トラヴィス・バーカー、ストーン・ゴッサードらの演奏陣も豪華さだけではない激しさで御大に挑んでいる。終盤2曲では故テイラー・ホーキンスがドラムを演奏。
bounce (C)大原かおり
タワーレコード(vol.470(2023年1月25日発行号)掲載)
最高です。日本ツアーやってくれないかな。
死ぬまでには一回見たい!!