サウスロンドン・シーン最高の詩人、オンリーワンな音響世界は更に深化!
現行アーティストで最もクールでパンクなSSWキング・クルールことアーチー・マーシャルの4作目!今作も出音一音から唯一無二のブルージーでメロウなサウンドが展開されてますが、その深さは過去一!アーチー節光るかっこ良すぎなギターリフから色気漂うファルセットと激渋な低音ヴォイスが混在する(1)、アラン・ヴェガ的プロトパンクな(2)、シュールなMVも最高な激ゆる先行シングル(3)、小気味良いリズムが刻まれる(8)、セブンスコードの弾き語りから圧巻の展開を魅せる(12)、浮世離れの音世界(13)など、ミニマルなアンサンブルながら、どこを切ってもオンリーワンな音響世界と、深いパンク精神を思い切り味わえる傑作!トム・ウェイツ、ソニックユース、レディオヘッド好きなども必聴!来日はよお願いします!
タワーレコード(2023/06/16)
様々なジャンルが交錯し続けるUKストリート・カルチャーのアイコンにして、シーンのコア・ソウルを担うキング・クルールことアーチー・マーシャルが最新アルバム『Space Heavy』をリリース!
本作は2020年から2022年にかけて、活動の拠点であるロンドンと本人曰くもうひとつの故郷であるリバプールを行き来する中で制作が進められるなか、「間に存在する空間(the space between)」という概念に魅了されたアーチーが、愛への憧れや繋がりが失われてしまうことについて歌った15曲を収録。
キャッチーなギター・リフにアーチーならではのリリックが光る「Flimsier」、そして夢幻的で素朴なメロディーが印象的な先行シングル「Seaforth」、うねるようなベースが先導するロック・チューン「Pink Shell」などを筆頭にキャリアを通じて構築してきた、地底深くのめり込むような音響世界の最深部に宿る作品がここに完成。
デビューから10年、ブルージーなメロウネスとともに自らの芸術性の極みへと上り詰めた珠玉の4作目となった。
なお、本作の日本盤CDには歌詞対訳および解説が封入され、ボーナス・トラックを追加収録する。
発売・販売元 提供資料(2023/04/14)
衝撃の登場から10年、いまだカリスマの衰えないシンガー・ソングライターの4作目。緊張感を湛えていた前作と比較すると、今回は音に柔らかさを感じさせ、特有のバリトン・ヴォイスもどこか抑え目。エクスペリメンタルなポップ盤として、オルタナに傾倒していた90年代終盤のブラー諸作を想起させる。白眉はNYのシンガー、ラヴィーナを迎えたバラード"Seagirl"。
bounce (C)田中亮太
タワーレコード(vol.475(2023年6月25日発行号)掲載)