詩的にも音楽的にも新たなチャレンジとなった最新作『七つの詩篇』は、『ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー』以来、約 7 年振りとなるオリジナル・アルバムで、早くも晩年の傑作との呼び声が高い。7 つの「セグメント」に分割された 1 つの連続した作品となっており、ポール・サイモンのアコースティック・ギターとヴォーカルを中心に、弦楽器や打楽器など追加の伴奏は最小限に抑えられた。そのためポールのヴォーカルが穏やかながらも深く染み入る、無駄をそぎ落とした、芯のある非常に美しく詩的な歌集となった。妻であるエディ・ブリケルがハーモニーで参加。印象的な梟のジャケットはアメリカ西部の風景を描いた'ロッキーマウンテン派'の画家である、トーマス・モランによるものだ。 (C)RS
JMD(2023/04/20)
愛を編む。
詩的にも音楽的にも新たなチャレンジとなった最新作『七つの詩篇』は、『ストレンジャー・トゥ・ストレンジャー』以来、約7年振りとなるオリジナル・アルバムで、早くも晩年の傑作との呼び声が高い。
7つの「セグメント」に分割された1つの連続した作品となっており、ポール・サイモンのアコースティック・ギターとヴォーカルを中心に、弦楽器や打楽器など追加の伴奏は最小限に抑えられた。そのためポールのヴォーカルが穏やかながらも深く染み入る、無駄をそぎ落とした、芯のある非常に美しく詩的な歌集となった。妻であるエディ・ブリケルがハーモニーで参加。
印象的な梟のジャケットはアメリカ西部の風景を描いた'ロッキーマウンテン派'の画家である、トーマス・モランによるものだ。
■日本盤のみ高品質Blu-spec CD2仕様
■解説:能地裕子、歌詞・対訳:丸山京子
発売・販売元 提供資料(2023/04/14)
コンサート引退後も、新作への意力は決して消える事はなかった。ポール・サイモン『イン・ザ・ブルー・ライト』以来5年振りとなるアルバムリリース。33分に及ぶ大作は7楽章から構成された一つの作品。アコスティックギターの美しき響きと共にポール・サイモンの歌声が見事に合致し、そのメッセージはまるで聖書のように静かに語りかけ、聴き手の心にそっと寄り添う。余韻はいつまでも消える事はない。『グレイスランド』を始め、数多く音楽史に残る名作を生み出してきたが、今新たなる未来永劫聴き継がれてゆく傑作が誕生した。
intoxicate (C)飛田陽海
タワーレコード(vol.164(2023年6月20日発行号)掲載)