永遠不滅の浪漫を鳴らす破壊的狂騒曲。
クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ最新アルバム発売!!
ロックンロールの美学を体現し続ける、USオルタナ~ハード・ロックの絶対王者クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジが6年ぶり通算8作目となる最新アルバム『In Times New Roman...』を名門〈Matador〉よりリリース!!
全英1位、全米3位に輝いた前作と同じくカリスマ、ジョシュ・ホーミ率いる鉄壁のメンバーで制作された本作は、強靭なギター・リフで眩暈がするほどサイケデリックなロックを掻き鳴らす先行シングル「Emotion Sickness」をはじめ、バンドのセルフ・プロデュースにより原点回帰しながらも、むしろキャリアを総括する集大成的な凄みを持つ圧巻の全10曲を収録。
アートワークは盟友ボーンフェイス、エンジニアは巨匠マーク・ランキンが担当。
荒々しく、時に惨忍でアウトローな魅力に溢れたアルバムは、ストーナー・ロックを拡張し続けてきたバンドのピーク・ポイントをまたしても更新する新たなクラシックとしてリスナーの音楽的野性を存分に刺激する快心の一枚!
本作の日本盤高音質UHQCDには歌詞対訳・解説書を封入。
発売・販売元 提供資料(2023/05/11)
6年ぶりの8作目。エルトン・ジョンやマーク・ロンソンらが関与した前2作はグラム・ロック~モッズ感を漂わせていたものだが、バンドのセルフ・プロデュースで5人の演奏を中心に据えた本作はハード・ロックへの回帰が目立つ。冒頭の"Obscenery"など数曲ではストリングス・クァルテットがドラマティックに盛り上げるものの、アルバム全体を通じては、ソリッドかつ不穏なギター・リフと力強いドラムが我が物顔で闊歩する楽曲ばかり。スペース・ロック的な"Time & Place"やスリリングなパンク"What The Peephole Say"などリスナーをアンモラルな別次元へと飛ばす、QOTSAの真骨頂たる傑作だ。
bounce (C)田中亮太
タワーレコード(vol.475(2023年6月25日発行号)掲載)