孤独の先にあった、美しく愛すべき世界-
全国6都市を巡る大規模なジャパン・ツアーにも携えた前作アルバム『ザ・ロンリエスト・タイム』から連なる、カーリー史上"最も内省的"かつ"最も溌剌とした"作品群がここに完成。
パンデミックにおける孤独、そして、その中にある美しさを主題とした、2022年にリリースされたオリジナル・アルバム『ザ・ロンリエスト・タイム』。今作『ザ・ラヴリエスト・タイム』はその前作に連なる作品となり、冬眠の季節が終わると花が咲く季節がやってくるように、孤独を経たからこそ到達した愛すべき世界とその喜びがテーマとなり、「愛と孤独、そして自分自身についてたくさんのことを教えてくれた作品群の完成形」だとカーリーはコメントしている。
発売・販売元 提供資料(2023/07/14)
昨年10月の『The Loneliest Time』と同時期にレコーディングされていた、姉妹作となる7作目。ジェイムズ・フォード手掛けるシングル"Shy Boy"をはじめ、元ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリ関与の"Shadow"、ロビンでお馴染みパトリック・バーガー手掛けるピアノ・ハウス"Put It To Rest"、ダフト・パンク的な手法が満載の"Psychedelic Switch"など、アルバム名にもある通り〈ラヴリーなひと時〉を届けてくれる。決して無理強いしない、独自のスタイルと品格と持ったカーリーならではのポップ・ワールドを展開。あえてBサイド集と謳わなかったのも大正解。
bounce (C)村上ひさし
タワーレコード(vol.477(2023年8月25日発行号)掲載)