ロンドン出身の新星SSWが鳴らすジャンルレス・サウンド!
昨年リリースされたデビュー作は高い評価を獲得し、「インディー・ロック、ラップ、パンクのメルティング・ポット」と称されただけあり、2作目も(5)、(8)のようなほろ苦くメランコリックな曲を織り交ぜながら、(2)、(4)、(7)ではタイトなビートとグルーヴでポップなソングライティングを聴かせてくれる。音楽ジャンルに縛られない独自のサウンドはまさに唯一無二でMadlibやFoals等から影響を受けたのも頷ける。代表曲(11)もアルバム初収録。
タワーレコード(2023/10/20)
ノース・ロンドン出身の新鋭シンガー・ソングライター=Bakar(バカール) 待望の2ndアルバム『Halo』
UKノース・ロンドン(カムデン)出身のシンガー・ソングライター=Bakar(バカール)。2018年にミックステープ『Badkid』を発表。「インディー・ロック、ラップ、パンクのメルティング・ポット」と称された、そのジャンルレスなサウンドに注目が集まると共に、ルイ・ヴィトンのモデルに抜擢される等、ファッションシーンでも活躍。その後、Sony UKとのジョイント・ベンチャーであるレーベル、Black Butterと契約。2019年発売のEP『Will You Be My Yellow?』に収録された「Hell N Back」は、USビルボードのオルタナティヴ・ソングチャートで1位を獲得する等、ロング・ヒットを記録。2022年2月に発売されたデビュー・アルバム『Nobody's Home』は、各方面より高い評価を獲得し、2023年4月にはコーチェラ・フェスティバルにも初めて出演した。
約1年半ぶり、2枚目となる新作『Halo』には、先行シングル「Alive!」他、「Hell N Back」もアルバムに初収録。カテゴリーに縛られない、自由な感性に溢れた内容となっており、今後の更なる飛躍に期待が膨らむ作品となった。
発売・販売元 提供資料(2023/07/20)
北ロンドン出身のシンガー・ソングライターが1年半ぶりの2作目をリリース。インディー・ポップやロック、R&Bなど音の意匠を限定しないスタイルだが、それらを自然にモノにする現代的な感覚と大味にならない細やかさには確かにUKらしさを感じる。温かみのあるソウル"Hell N Back"のかすれた味わいのヴォーカルも上々。気負わない自然体のアルバムという趣きだ。
bounce (C)池谷瑛子
タワーレコード(vol.479(2023年10月25日発行号)掲載)