アンビエント・ハウスのパイオニアとして知られるジ・オーブ(≒アレックス・パターソン)とロックの巨星ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア(Vo/G)が邂逅、衝撃の音響空間が話題となった2010年のアルバム『メタリック・スフィアーズ』が、13年の時を経て、ここに再構築される。オリジナルの『メタリック・スフィアーズ』では「メタリック・サイド」「スフィアーズ・サイド」と2つのパートで構成され、それぞれ5曲が連なった形で計10曲が収録されていた。このリワーク作となる『メタリック・スフィアーズ・イン・カラー』では、同じく2つのパートで構成されてはいるが、「シームレス・ソーラー・スフィアーズ・オブ・アフェクション・ミックス」「シームレス・マーシャン・スフィアーズ・オブ・アフェクション・ミックス」とタイトルは変更され、それぞれ2つの「ムーヴメント」(楽章)から成り立っている。ジ・オーブが手がけるアンビエント・トラックにデヴィッド・ギルモアの神秘に満ちた幻想的ギター・サウンドを溶け込ませたあのスペイシーで雄大なチルアウト・ミュージックは、果たして今作でどのような変貌を遂げるのだろうか…。 (C)RS
JMD(2023/09/05)
あの衝撃の音響空間が全く新しいサウンドへと変貌!
アンビエント・ハウスのパイオニアとして知られるジ・オーブ(≒アレックス・パターソン)とロックの巨星ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア(Vo/G)が邂逅、衝撃の音響空間が話題となった2010年のアルバム『メタリック・スフィアーズ』が、13年の時を経て、ここに再構築される。
オリジナルの『メタリック・スフィアーズ』では「メタリック・サイド」「スフィアーズ・サイド」と2つのパートで構成され、それぞれ5曲が連なった形で計10曲が収録されていた。このリワーク作となる『メタリック・スフィアーズ・イン・カラー』では、同じく2つのパートで構成されてはいるが、「シームレス・ソーラー・スフィアーズ・オブ・アフェクション・ミックス」「シームレス・マーシャン・スフィアーズ・オブ・アフェクション・ミックス」とタイトルは変更され、それぞれ2つの「ムーヴメント」(楽章)から成り立っている。
ジ・オーブが手がけるアンビエント・トラックにデヴィッド・ギルモアの神秘に満ちた幻想的ギター・サウンドを溶け込ませたあのスペイシーで雄大なチルアウト・ミュージックは、果たして今作でどのような変貌を遂げるのだろうか…
発売・販売元 提供資料(2023/08/15)
本作はジ・オーブとピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアが2010年に放ったコラボ作『Metallic Spheres』を再構築したアルバム。元の作品以上にアンビエント色が濃くなったサウンドは極上のトリップを聴き手にもたらし、繰り返し聴きたくなる中毒性たっぷりの多層的な音像を築き上げている。純然たる新作と言っても差し支えない内容だ。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.478(2023年9月25日発行号)掲載)