Kjの創作活動においてDragon Ashと両軸に始動したThe Ravens。コロナで動きが制限された人々をカカシ(Scarecrows)に例え、そのカカシに絡み付くがんじ絡めのツタをThe Ravens(ワタリガラス)が啄み、呪縛から解放するというコンセプトを掲げた2nd Albumが完成! (C)RS
JMD(2023/09/09)
さあ動けSCARECROWS<カカシたち>
鬱屈とした呪縛からの解放をうたうThe Ravensの2nd Album!
1st Album『ANTHEMICS』に続く、約1年ぶりのニューアルバムのタイトルは『SCARECROWS』。
自由な表現や遊び場が否応無く制限された自分達やオーディエンスをカカシ(scarecrow)に例え、動き出せとせがむ様にワタリガラス(The Ravens)が啄む。バンドのアイデンティティーに貫かれた楽曲たちを収録。
完全生産限定盤付属のBlu-ray / DVDには、2022年8月に行われたスタジオライブ『The Ravens Studio Session"The Cheap Flight"』を全曲収録。このライブは、コロナ禍で結成されたバンドが、リモートでの約2年間の制作期間を経て完成した1st Album『ANTHEMICS』収録曲を遂にバンドで演奏できる喜びに満ち、多幸感にあふれるパフォーマンスとなった。スタジオの中央に円形のバンドセットを組んで舞台演出を施し、アルバム収録曲を初セッション。ここでしか見ることのできない貴重な映像となっている。
さらには『The Ravens Studio Session "The Cheap Flight"』のライブセッション後に、その勢いのまま撮影された「Never Come Back」(『ANTHEMICS』収録曲)のミュージックビデオも収録。
発売・販売元 提供資料(2023/08/02)
鬱屈からの解放をコンセプトに敷いたセカンド・アルバムは、表題曲で〈解け 解け 解け 捨て去ろう〉と歌っているように、聴く者の背中を優しく押すKjの柔和な歌声が印象的な内容。他にジャジーなタッチで踊り出したくなる"Black Jean Boogie"、英詞の"Picaresque"ではマス・ロック調のインスト・パートを導入するなど、斬新なアレンジも聴きどころだ。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.478(2023年9月25日発行号)掲載)