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在庫ありフォーマット | CDアルバム |
発売日 | 2000年04月26日 |
国内/輸入 | 国内 |
レーベル | UNIVERSAL MUSIC |
構成数 | 1 |
パッケージ仕様 | - |
規格品番 | TOCT-10711 |
SKU | 4988006166318 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:34:12
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この原石が散りばめられたようなシンプルでレアなデビュー・アルバムには、もう1曲、新人らしからぬ力量を感じさせる楽曲がある。ピアノの弾き語りで綴られる「雨の街を」だ。しとやかに降るやさしい”雨”を唄った名曲で、ブルー&グレイな色調だが、雨の日と月曜日が重なったような陰鬱な感じはしない。後に、この曲のレコーディングにまつわるエピソードについて、ユーミン自身がラジオ番組で語っていたことがある。ユーミン曰く、最初、曲のクライマックスの音階の声が何度トライしても出せなくて、結局、その日の収録は止めて、翌日改めて収録することにしたそうだ。そして次の日、ユーミンがスタジオに入ると、ピアノの上に一凛の花が置かれていて、それを見ながら唄ったら上手く声を出すことができて、レコーディングの”OK”が出たとのことだった。もちろん、花を置いたのは松任谷正隆さんで、そのこともラジオで話していた。
その頃、推測だが、レコーディングが終わった後、正隆さんがユーミンを実家の八王子まで車で送っていたのだろう。滑走路のように夜空に続く”中央フリーウェイ”をドライブしながら、二人は流星になった、のかもしれない。
昨年、テレビ番組にユーミンが出演した際、北村弁護士が”「少しだけ片想い」の歌詞に出てくる二人はその後どうなったのでしょうか?”と確信犯的な質問そしていたが、その答えが、”十五夜(14番目の月の次の夜)に幸せになりました”ということは誰もが知っている。