●コーラスワークが際立つ貴重ミックスでのビートルズ名演集!
●他の楽器に埋もれていた細部まで、いま明らかになるコーラス構築美!
ビートルズの大きな魅力のひとつが、ジョン、ポール、ジョージによるコーラスワークです。ロックンロールでもポップソングでもバラッドでも3度、5度のハモリや、追いかけコーラス。スタジオワークで作り上げたバッキングコーラス。黒人コーラスグループら先人たちの匠を吸収し、ロックグループとしてアプローチ。そのすべてが革新的でした。
リードを取れるボーカルが3人いたアドバンテージと、譜面がかけて弦楽のアレンジに長けたプロデューサー、ジョージ・マーティンの存在も大きかったでしょう。EMIスタジオの作業では、2声、3声のハーモニーにも積極的に挑んでいきます。
そして何よりも、3人は歌うことに意欲的で、ライヴでは、いつでもマイクに近づいては、ここぞのポイントでコーラスやシャウトを入れ、リードボーカルを援護します。キャバーンやスタークラブと、ライヴを重ねるうちに、「歌う意欲」はグループの根幹をなしていったのです。
本作は、そんなビートルズの「ボーカルやコーラスが大きく聴こえる別ミックス・バージョン」で構成されています。楽器の演奏に埋もれて聴きとれなかった息づかいや、次の歌詞を勢い余って口ずさ様子も明らかになります。
輪唱を発展させた「Paperback Writer」のめくるめくコーラスワーク。ヒラ歌に挿入される童謡「フレール・ジャック」のジョンとジョージのコーラスも明瞭聴こえてきます。「You're Gonna Lose That Girl」のきらめく追いかけコーラス。「ヘルプ!」では追いかけではなく先行する革新的コーラスワーク。「With A Little Help From My Friends」はリンゴを主役に、黄金の3人がバックコーラスにまわる贅沢さ。「Here, There And Everywhere」では、ダブルトラックのボーカルを重ねるポールが、ADTを使わず最終ヴァースでハモりに転ずる箇所があり、その美しさに魅了されるでしょう。
詳細な全曲日本語解説は6,000字に及び、8頁のブックレットに掲載されています。
「歌う」という原点を貫き通したビートルズ。自分たちが楽しんでこその精神が、多くのマジックを生み出したのです。
★日本語ライナーノーツ。6,000字、8頁ブックレット。
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ
発売・販売元 提供資料(2023/09/21)
コーラスワークが際立つ貴重ミックスでのビートルズ名演集!他の楽器に埋もれていた細部まで、いま明らかになるコーラス構築美! (C)RS
JMD(2023/07/29)