〈On-U Sound〉クリエイション・レベル40年ぶりの新作!
UKダブの代名詞〈On-U Sound〉レーベルを代表し、ザ・クラッシュ、ザ・スリッツ、ドン・チェリーらとステージを共にしてきたクリエイション・レベル。On-U主宰のエイドリアン・シャーウッドをプロデュースに迎えた何と40年!ぶりの新作。ルーツ色の強いダブは健在!まずは元バンドリーダー故プリンス・ファー・ライのヴォーカルの(1)を。初期Mo'Wax好きにはたまらない低音にやられて下さい!
タワーレコード(2023/10/20)
〈On-U Sound〉の代表的バンド、クリエイション・レベルが実に40年以上振りとなる最新作をリリース!プロデュースはもちろん〈On-U〉のレーベル総帥にしてUKダブ・シーンを常に牽引してきたエイドリアン・シャーウッド!!
『Dub from Creation』や『Starship Africa』などの名作を生んだ〈On-U Sound〉の代表的バンド、クリエイション・レベルが、実に40年以上振りとなる最新作『Hostile Environment』のリリース!プロデュースはもちろん、〈On-U〉のレーベル総帥にしてUKダブ・シーンを常に牽引してきたエイドリアン・シャーウッド。クルーシャル・トニー、エスキモー・フォックス、マグーのトリオが、エイドリアン・シャーウッドとともに、ヘビー級にダブワイズされたリディムに現代的なスピンを加えた傑作と共に帰還!
偉大なる故プリンス・ファー・ライのバックバンドとして結成され、ザ・クラッシュ、ザ・スリッツ、ドン・チェリーらとステージを共にしてきたクリエイション・レベル。彼らにとって7枚目のアルバムとなる本作には、アーカイヴに残された元バンドリーダー、プリンス・ファー・ライのヴォーカルが新譜に収録されている他、ホレス・アンディ&ダブ・アサンテ・バンドの音楽監督を務めたサイラス・リチャーズ、イタリアのシンセ・マエストロ、ガウディ、世界最速MC、ダディ・フレディらが参加している。アルバムのタイトルは、テリーザ・メイ前英国首相の物議を醸した亡命希望者に対する政策と、2018年に起こったウィンドラッシュ事件に対するものであり、歴史的な過ちに対して驚くほど短い記憶しか持たない旧植民地大国の暗い影で一生を過ごしてきたジャマイカ出身のミュージシャン・グループの真に迫ったメッセージが込められている。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2023/08/04)
DJセットの中で、ナイトメアズ・オン・ワックスや〈Mo' Wax〉の初期リリースと並べるのにうってつけのオープニング・トラック「Swiftly (The Right One)」の低音ファンクから、オーガスタス・パブロを彷彿とさせる「Stonebridge Warrior」、「That's More Like It 」や「Off The Spectrum」のようなスペーシーでサイケデリックなダブ、「Whatever It Takes」のような感情を揺さぶるソウルフルで温かみのあるR&Bまで、本作のサウンドは驚くほど多様だ。この折衷的なアプローチのヒントは、ウェスト・ロンドンのサウンド・システム・オペレーター、ダディ・ヴェゴに敬意を表した最後から2番目のトラック「The People's Sound」にある。これらのトラックはすべて、バンド・メンバーが育ったブルース・パーティーやシュビーン・ダンスに合うもので、その影響は彼らの音楽的DNAの本質的な部分を形成している。
プロデューサーのエイドリアン・シャーウッドは、自身初となる空間オーディオ作品「On-U in Space」をリリースするなど、今もなおシーンを牽引する存在として活躍している。本作『Hostile Environment』でも彼はそのトリックを駆使し、素晴らしいプレイヤーであり長年の友人であるクリエイション・レベルとチームを組み、彼らの才能を結集した傑作を作り上げた。
国内流通仕様盤CDには、エイドリアン・シャーウッドによる解説書「The Creation Rebel Story」が封入され、CDにはボーナストラック「Off The Spectrum」を追加収録。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2023/08/04)
UKダブの立役者、エイドリアン・シャーウッド主宰のOn-Uを代表するバンドが、先日のアフリカン・ヘッドチャージ『A Trip To Bolgatanga』に続き、実に40年以上の眠りから覚めてニュー・アルバムを発表。メイ前英国首相の移民政策に反旗を翻す意図を込めたタイトルのもと、これまで同様シャーウッドのプロデュースで、ルーツを基調としたダブ・サウンドを展開する。饒舌なメロディカが引っ張る"Stonebridge Warrior"や、亡きバンド・リーダーのプリンス・ファー・ライのものと思しき塩辛い語りにダディ・フレディも加わった"This Thinking Feeling"など、その世界はまさに揺るぎなし。
bounce (C)一ノ木裕之
タワーレコード(vol.478(2023年9月25日発行号)掲載)