クラシック
LPレコード

Waves/フランス作品集

5.0

販売価格

¥
7,090
税込
還元ポイント

販売中

在庫あり
発送目安
当日~翌日

在庫状況 について

・各種前払い決済は、お支払い確認後の発送となります(Q&A)

フォーマット LPレコード
発売日 2023年11月03日
国内/輸入 輸入
レーベルDG Deutsche Grammophon
構成数 2
パッケージ仕様 -
規格品番 4864401
SKU 028948644018

構成数 : 2枚

【曲目】
《LP 1》
[Side A]
1) ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル
2) アルカン:舟歌(歌曲集第3集Op.65より第6番)
3) ラモー:未開人
4-5) ラヴェル:組曲『鏡』(第1曲:蛾/第2曲:悲しげな鳥たち)
[Side B]
1-3) ラヴェル:組曲『鏡』(第3曲:海原の小舟/第4曲:道化師の朝の歌/第5曲:鐘の谷)

《LP 2》
[Side A]
1) アルカン:イソップの饗宴(『短調による12の練習曲』Op.39より第12番)
ラモー:
2) 優しい嘆き(ロンドー)
3) 一つ目の巨人(ロンドー)
4)『新クラヴサン組曲集』よりメヌエットI-II
5) めんどり
[Side B]
1-6) サティ:グノシエンヌ(第1番:Lent/第2番:Avec etonnement/第3番:Lent/第4番:Lent/第5番:Modere/第6番:Avec conviction et avec une tristesse rigoureuse)

【演奏】
ブルース・リウ(ピアノ)

【録音】
2022年11月23-27日、ベルリン、テルデックス・スタジオ

  1. 1.[LPレコード]
  2. 2.[LPレコード]

作品の情報

商品の紹介

若きショパン・コンクール覇者が独特の音楽的個性でフランス音楽の魅力を探求

2021年第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝し、世界の注目を集めたカナダの若きピアニスト、ブルース・リウによる、ファースト・スタジオ・アルバムです。リウがバロックから近代まで、200年にわたるフランスの鍵盤楽器音楽の魅力を探求しています。ヴィルトゥオジティ溢れるものから穏やかなものまで、ラモー、アルカンとラヴェルの美しい作品を収録。アルバムのタイトル「Waves」はプログラムを通して貫かれている自然のテーマだけでなく、リウのまさしく内部から発する音楽作りをも暗示しています。

リウは中国人の両親のもと、パリに生まれ、モントリオールで育ち、フランス語、英語、中国語が堪能です。その人生は常に文化的多様性の中にあり、それが彼の姿勢、性格、個性に影響を与えています。ヨーロッパの気品、中国の伝統、そして北米のダイナミズムと開放性、リウは自身の芸術のために様々なインスピレーションのもととなるものを引き出します。

「魅惑的な音楽的個性を持ったピアニスト」―『フィナンシャル・タイムズ』紙

「成熟さ、個性、決意に満ちた、近年最も優れたショパン・リサイタルの一つ」―『グラモフォン』誌(ドイツ・グラモフォンからリリースされたショパン・コンクールでのリウの演奏について)
ユニバーサル・ミュージック/IMS
発売・販売元 提供資料(2023/08/18)

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
5.0
100%
0%
0%
0%
0%
昨秋、ピアノで弾くラモー〈やさしい訴え〉が好きになったことから、小川洋子『やさしい訴え』を読むことになった。別荘地が舞台である。過日、幼い頃の山荘での思い出を従弟と分かち合った翌朝、昨秋以来、再びこのブル―ス・リウ氏演奏のラモー〈やさしい訴え〉を聴いた。心の乾湿の表現に優れたピアノが聴きたくなったのだ。
不躾をお許し頂くと、ストレッチにこのリウ氏の録音演奏をBGMに使用して、世界覇者の実力を体感した。関節が柔らかくなり、可動域が広がっていく。
何故か中国のピアノ演奏家を聴く事が少ない傾向がある中、かつてユンディ・リィ氏、故フ―・ツォン傅 聰 / Fou Ts'ong氏は心に残っている。しかし、前者はすぐに聴かなくなってしまい、日頃、精神性や芸術性が高いもの以外は認めないと唱えている割には、私は面食いのところがあるので、演奏より面貌が好きだったのではないか疑問を感じている。後者はリヨン帯同の時に知り得た。私の最愛聴するハラシェヴィチ氏が覇者の時の第3位だったピアニスト。一音一音が強く心情吐露することに心打たれた。ワルシャワ音楽院に留学、文化大革命で御両親が犠牲になり、ショパンコンクール後は中国帰国を諦め、ロンドンへ活動拠点を移し、ロンドンで逝去。私の脳裡にトレンチコートを来て旅行鞄を持った中国人音楽家が列車か公共交通機関の発着場所に佇む後姿が浮かんだ。もしかすると飛行機で夏の移動だったかもしれないが。故郷に帰れなかったショパンの心情と重なるところもあったのではないだろうか。
リウ氏のショパンコンク―ル時の演奏を動画で聴いてみた時、内面世界の想像と創造の発動が活発で、ショパンそのものの演奏とは些か違うようにも聞こえたが、所謂、ポテンシャルが際立つ演奏者と感じたことを記憶してる。知的な色調を帯びていて、定形内の適切な位置におさめる統御力があり、個々人の秩序を保つ平常心に戻してくれる。心の健康に寄与する音楽家と、私には感じられる。
ジャン=フィリップ・ラモーJean-Philipe Rameauの祥月命日(1764年9月12日)に。




0

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。