2023年5月カンヌ国際映画祭で上映され大喝采を浴びた名匠スコセッシ監督最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のOST。ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオの競演も注目をあつめアカデミー賞最有力作品と目される本作、音楽は年8月9日に80歳で逝去したロビー・ロバートソンが手掛けている。ボブ・ディランのバックをつとめ、その後ザ・バンドのギタリストとして世界のロック・シーンに多大なる影響を与えてきたレジェンド最後の作品としても重要な意味をもつ。『ラスト・ワルツ』(78)がきっかけとなり『レイジング・ブル』『ハスラー2』等スコセッシ監督作品の音楽でもソングライターとしての才能を発揮したロバートソン。本作は2人がタッグを組んだ11作目にして最後の作品となった。 (C)RS
JMD(2023/12/14)
スコセッシ監督とロビー・ロバートソン、2人の絆が生んだ最後の作品
2023年5月カンヌ国際映画祭で上映され大喝采を浴びた名匠スコセッシ監督最新作「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」OST。
10月20日劇場公開/配給:東和ピクチャーズ。ロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオの競演も注目をあつめアカデミー賞最有力作品と目される本作、音楽は今年8月9日に80歳で逝去したロビー・ロバートソンが手掛けている。
ボブ・ディランのバックをつとめ、その後ザ・バンドのギタリストとして世界のロック・シーンに多大なる影響を与えてきたレジェンド最後の作品としても重要な意味をもつ。
「ラスト・ワルツ」(78)がきっかけとなり「レイジング・ブル」「ハスラー2」等スコセッシ監督作品の音楽でもソングライターとしての才能を発揮したロバートソン。本作は2人がタッグを組んだ11作目にして最後の作品となった。
発売・販売元 提供資料(2023/12/12)
ザ・バンドの解散コンサート〈ザ・ラスト・ワルツ〉をマーティン・スコセッシ監督が手掛け、本作で11作目となったお馴染みのタッグだが、これが最後の作品となってしまった。2023年8月にこの世を去ったロビー・ロバートソン。その卓越した作曲スキルで、ザ・バンド解散後は映画音楽でもその才能を発揮。残念ながら遺作となってしまった本作で、映画音楽家としてのロビー・ロバートソンの集大成を堪能して欲しい。M15"Still Standing"では彼自身の歌唱も聴くことができる。絞り出すような歌唱に胸が締め付けられます。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.167(2023年12月10日発行号)掲載)