| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年12月06日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 牛若丸 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784909718099 |
構成数 : 1枚
1 斜めがもたらした躍動感が新しい息吹を伝える。
Please Please Me
2 カメラマン、フリーマンの活躍(1)
ハーフ・シャドーがビートルズのアイコンとなる。
With the Beatles
3 カメラマン、フリーマンの活躍(2)
映画のコマ撮り風デザインがサントラをイメージさせる。
A Hard Day' s Night
4 カメラマン、フリーマンの活躍(3)
タイトル・バンド名よりもヴィジュアルを重視する。
Beatles for Sale
5 カメラマン、フリーマンの活躍(4)
手旗信号風やらせポーズでアイドル路線に回帰する。
Help!
6 カメラマン、フリーマンの活躍(5)
サイケデリック・フォントと憂鬱な表情が60 年代を象徴する。
Rubber Soul
7 髪の毛にこだわったイラストとコラージュで伝説となる。
Revolver
8 原寸コラージュによる集合写真。
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
9 経年変化をデザインする。
The Beatles(White Album)
10 なにげない日常の風景をアート、そしてアイコンにしてしまった。
Abbey Road
11 ビートルズの最後を象徴するかのように4 人を分断するレイアウト。
Let It Be
この他にコラムが多数入ります。
ビートルズのアルバム11枚のジャケットデザインを1章ずつ解説した読み物。
ビートルズのアルバム11枚のジャケット・デザインを1章ずつ解説。デザインの「革新性」を20世紀デザイン史の中に位置付け、「デザインの歴史探偵」を名乗るデザイナーの松田行正が検証します。
表紙に付けられたA1判大のパロジャケ・コレクション・ポスター(CD180点以上、書籍34冊を掲載)も圧巻。書籍でしか味わえない造本の魅力が満載です。

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松田行正氏『RED ヒトラーのデザイン』(左右社 2017)『独裁者のデザイン』(平凡社 2019あるが、「With the Beatles」では、ヒトラーの大統領選挙ポスターや「Help!」ではニュルンベルク党大会の「光の大伽藍」が引用され検証の幅が広い。そして本題アルバムジャケット論。個々のアルバムにまつわる情報は既知のものだが、11枚のアルバムを時系列で見ていくと、その革新性の進化がわかる仕掛けだ。そして進化の到達点は「Abbey Road」。4人のメンバーが横断歩道を歩くそのアルバムジャケットは、「どこにでもある横断歩道を歩いているだけ」という日常の光景をアートに変えた。多くの模倣やパロディを生み出すことになった革新性。モダン・アートの言説では小難しい注釈とセットとするところだろうが、このアルバムにはタイトルもバンド名もない。「見ればわかるだろ!」。現在のバンクシーにもつながるストリートアートの走り?この本を手にしたとき、カバーがもう薄汚れていると思ったが、白の経年変化そのものをデザインに組み込んだ「White Album」のコンセプトの実例であったのだ。