シカゴの先進的なインディ・ロックの長い系譜に新たに加わったバンド、フリコ。詩的で爆発的、そして生々しいフィーリングを持つデビュー・アルバム『ホウェア・ウィーヴ・ビーン、ホウェア・ウィ・ゴー・フロム・ヒア』、ATOレコードよりリリース。
シカゴの先進的なインディ・ロックの長い系譜に新たに加わったFrikoは、すべての曲を集合的なカタルシスの瞬間に変える。ATO Recordsからリリースされるデビュー・アルバムで、ヴォーカリスト/ギタリストのNiko KapetanとドラマーのBailey Minzenbergerは、ポスト・パンク、チェンバー・ポップ、エクスペリメンタル・ロックの要素を融合。そのアンサンブル・ヴォーカルによって、自らの音楽の爽快なパワーを拡大させている。詩的で爆発的、そして生々しいフィーリングを持つ『Where we've been, Where we go from here』は、ヘヴィなアンセムにも、胸に迫るバラードにも、同じように直感的な激しさをもたらし、扱いにくい感情のはけ口を即座に作り出している。アルバムは、Scott TallaridaとFrikoのプロデュースで、追加プロデュースはJack Henry。Heba Kadry(Bj□rk、Big Thief)がマスタリングをおこない、HenryとTallaridaがエンジニアリングを担当。主にTallaridaのスタジオ、Trigger Chicagoでライヴ・レコーディングされた。2019年に結成されたFrikoは、直ちにEmpty BottleやSchubas Tavernといったシカゴの伝説的な会場でステージに立ち始め、2022年には絶賛されたデビューEP『Whenever Forever』を自主リリース。翌春にはBonnarooでフェスティヴァル・デビューを果たした。
発売・販売元 提供資料(2024/02/21)
シカゴ出身のインディー・ロックバンド、Frikoのデビュー作。既に早耳リスナーの間で話題の彼ら。USオルタナ~インディーの系譜を継ぐメロディと荒削りなギターの轟音が作りだす奇跡の1枚。詩的なのにガレージロックのような衝動を持つ本作は、聴く者の心を打つ圧倒的なパワーを秘めています。プログレッシブでエッジの効いた楽曲陣と美しいバラードのバランスが絶妙なエモーショナルに展開していき、聴き終わった後の高揚感が込み上げます。音楽シーンに旋風を起こす超新人バンドが放つ、名盤となる予感を感じられずにはいられない傑作。全インディーファン必聴の注目作です!
intoxicate (C)石田真生
タワーレコード(vol.169(2024年4月20日発行号)掲載)
シカゴのオルタナ・ロック・デュオによるデビュー作。グランジ風のノイジーなギター・サウンドから枯れた味わいのアメリカーナ、チェンバー・ポップなどを併せ持った彼らの音楽性は、生々しく初期衝動に溢れている。例えるなら感情的なヨ・ラ・テンゴ。ビョークやビッグ・シーフを手掛けたエンジニア、ヘバ・カドリーによるアナログ感溢れるサウンドも最高にいい。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.483(2024年2月25日発行号)掲載)