圧巻のグルーヴ!南米ジャズファンクの傑作がリイシュー!
ウルグアイのジャズロック/フュージョンバンドOpaが75年に録音した未発表音源で、96年にリリースされたのち入手困難となりカルト的な人気を博した。南米のリズムを取り入れたジャズファンクに、アジムス的なスペーシーなシンセが絡み合うぶっ飛び必至のアンサンブル。ビートルズに影響を受けたであろう歌メロもあり、ロック好きにも間違いなく刺さる一枚!
タワーレコード(2024/04/05)
ウルグアイのアジムス!ウーゴ・ファトルーソを中心とするバンド=オーパによるラテン・ジャズファンク作が待望のリイシュー!濃密なアンサンブルとスペーシーなシンセの絡みも最高な冒頭の「Goldenwings」、アフロ系ウルグアイ音楽=カンドンベのリズムを採用した「African Bird」、ビートルズ-ボサノヴァからの影響もうかがえる「One - One + One is Two」、本作屈指のキラージャズファンク「Corre Nina」、ブラジルのエドゥ・ロボ作曲による「Casa Forte」、メロウファンク「Back Home」まで。驚異的なソングライティングと、ソウルフルなロックやジャズファンク、そしてウルグアイ独自の音楽が融和した音楽性、アジムスにも負けず劣らずなスペーシーなシンセサイザー、そしてロン・カーターやアイアート・モレイラ、ミルトン・ナシメントらとも共演するのも納得の強烈なグルーヴを奏でる演奏技術は、いま聴いても衝撃的。近年ではフライング・ロータスやマドリブにもサンプリングされるなど、レアグルーヴ-ヒップホップ世代には聖典とされる一枚だ。 (C)RS
JMD(2024/02/20)
ウルグアイのアジムス!ウーゴ・ファトルーソを中心とするバンド=オーパによるラテン・ジャズファンク作が待望のリイシュー!
ビートルズ・フォロワー的なバンド=ロス・シェイカーズとしてウルグアイのみならず、南米全土で人気を博していたものの、音楽的な更なる冒険を求め70年代初頭に渡米したウーゴとオズワルドのファトルーソ兄弟が、先に渡米していたリンゴ・シールマンとともに結成したクロスオーヴァー・バンドのオーパ。
そんな彼らが、ある日ナイトクラブで演奏していたところ、著名なプロデューサーであるラリー・ローゼンの目に留まる。そうして4トラックのTEAC3340でレコーディングされたのが本作『Back Home』('75)である。その後、この録音がデモとなり、米Milestoneレーベルと契約。『Goldenwings』 ('76) 『Magic Time』 ('77)という2枚のアルバムを残すことになるのだが、なぜか本作自体はお蔵入りに。90'sの半ばに発掘され、大きな話題となったのだ。
濃密なアンサンブルとスペーシーなシンセの絡みも最高な冒頭の「Goldenwings」、アフロ系ウルグアイ音楽=カンドンベのリズムを採用した「African Bird」、ビートルズ~ボサノヴァからの影響もうかがえる「One - One + One is Two」、本作屈指のキラージャズファンク「Corre Nina」、ブラジルのエドゥ・ロボ作曲による「Casa Forte」、メロウファンク「BackHome」まで。驚異的なソングライティングと、ソウルフルなロックやジャズファンク、そしてウルグアイ独自の音楽が融和した音楽性、アジムスにも負けず劣らずなスペーシーなシンセサイザー、そしてロン・カーターやアイアート・モレイラ、ミルトン・ナシメントらとも共演するのも納得の強烈なグルーヴを奏でる演奏技術は、いま聴いても衝撃的。近年ではフライング・ロータスやマドリブにもサンプリングされるなど、レアグルーヴ~ヒップホップ世代には聖典とされる一枚だ。
90年代半ばに一度発掘されるも、しばらく入手困難だっただけに久々となるリイシューは実に嬉しい限り。アジムス、ウェザー・リポート、コルテックス、そしてヘッドハンターズのファンに大推薦の一枚だ。
発売・販売元 提供資料(2024/01/24)
ウルグアイ発。キーボード・プレイヤー、ウーゴ・ファットルーソ率いるオーパの伝説の音源がリイシュー。内容は、75年にNYで録音されたという未発表曲&デモテイク集で、いままで世に出ていなかったのが不思議なくらい聴きどころ満載の出来。ウーゴのシャープなキーボードにパーカッション、フルート、そしてスキャットなどが絡み、さらにサイケ&スぺイシーな要素も加味された独自のカンドンベ・グルーヴを展開。
bounce (C)臼井 久直
タワーレコード(2003年08月号掲載 (P94))