これぞパワーポップなジャケットからして満点!
作品を重ねるごとにポップ職人としての才能が開花しているダダリオ兄弟によるザ・レモン・ツイッグス。この5作目はグッドメロディここに極まり!と唸らざるを得ない傑作!良質パワー・ポップと最高のハーモニーポップ(まるでBeach Boys級の(6)はショーン・レノンが参加)が混ざり合い、60Sブリティッシュロックも顔を出す捨て曲無しの充実度。次の曲はどんなの?とワクワクさせられっぱなしの最高の1枚!
タワーレコード(2024/06/14)
ニューヨークの愛される兄弟デュオ、ザ・レモン・ツイッグスの新作が完成。前作から僅か1年、『ドゥ・ハリウッド』期のスタイルを再訪した5枚目のアルバム『ア・ドリーム・イズ・オール・ウィ・ノウ』、キャプチャード・トラックスよりリリース。 (C)RS
JMD(2024/03/12)
ニューヨークの愛される兄弟デュオ、ザ・レモン・ツイッグスの新作が完成。前作から僅か1年、『ドゥ・ハリウッド』期のスタイルを再訪した5枚目のアルバム『ア・ドリーム・イズ・オール・ウィ・ノウ』、キャプチャード・トラックスよりリリース。
ニューヨークの愛される兄弟デュオ、The Lemon Twigsは、Captured Tracksからニュー・アルバム『A Dream Is All We Know』をリリースする。2023年のエモーショナルな『Everything Harmony』に続く『A Dream Is All We Know』で、MichaelとBrianのD'addario兄弟(24歳と26歳)は、彼らがMersey Beachと呼ぶ架空の空間(リヴァプールとローレル・キャニオンの間の音の橋)に存在するアップビートで煌めくアレンジを探求する。兄弟は、『Everything Harmony』でのナイロン・ストリングを基調としたアレンジを離れ、『Do Hollywood』で初めて紹介したスタイルを再訪。これは、Lennon-McCartneyの曲のシアトリカルさとグラム・ロックに、コンテンポラリーな物語、爆発的なエレクトリック・ギターのリフ、Wilson Familyの陽気なハーモニーと独創的なレコーディング・テクニックを組み合わせたもので、兄弟の細部への鋭いこだわりとマルチインストゥルメンタリストとしての才能に光が当てられる。10年近いソングライティングの経験を持つ彼らは、自分たちのヒーローを彷彿とさせる音楽を作りたいと熱望するティーンエイジャーから、Phoenix、Bleachers、Arctic Monkeys、そして、彼らの音楽的ヒーローであるTodd Rundgrenとステージを共にする若者へと成長したことを、『A Dream Is All We Know』で明確に示す。Elton John、The Zombies、Gerard Way、Iggy Popから賞賛される二人は、その作品自体が他のアーティストへのインスピレーションの源となる先見性のあるソングライター/アレンジャーへと、完全な変貌を遂げたのだ。ある特定の時代の楽器を使ってレコーディングされ、BrianとMichaelが自らミックスとマスタリングを手掛けた『A Dream Is All We Know』では、何年もかけて完成させたThe Lemon Twigsの「直観」的な演奏が、兄弟によって披露される。
発売・販売元 提供資料(2024/02/20)
NYの兄弟ロック・デュオによる通算5枚目のアルバムは、懐かしさとモダンな感性が共立した良作。"They Don't Know How To Fall In Place"のコーラス・ワークとコード進行など、随所でビートルズをはじめとしたクラシック・ロックへの愛情が滲んでいる。それでいて、1曲の中でさまざまなジャンルを鳴り響かせる折衷性は現代的だ。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.486(2024年5月25日発行号)掲載)