シングル「Water」が世界累計6.4億回再生の大ヒットを記録!
南アフリカの新星=Tyla(タイラ)のデビューアルバム『TYLA』
サマーソニック2024 出演決定!
2002年1月30日生まれ、現在22歳。南アフリカ/ヨハネスブルク育ちのアーティスト、Tyla(タイラ)。彼女の音楽は、ジャンルに縛られない、ポップ、R&B、アフロビーツ、アマピアノ(南アフリカ発祥のハウス+ヒップホップ+ジャズ+クワイトミュージックを融合させた、最新のダンスミュージック)を巧みに取り入れたサウンドが特徴的で、繊細で確かな歌唱スキルと優艶かつパワフルなダンス・パフォーマンスは新人アーティストとは思えない完成度を誇る。2019年、17歳の若さでファーストシングル「Getting Late」 ft. Kooldrinkをリリースし、国際的な存在感を見せつけ、その後2021年にエピック・レコードからのデビューが決定。
デビュー後から着実にリリースを重ねながらファンベースを築き、2023年7月にリリースしたシングル「Water」が2024年2月現在6.4億回ストリーミング、日本国内でも630万回ストリーミングの大ヒットを記録。トラヴィス・スコットとマシュメロを迎えてリリースされたリミックス・ヴァージョン2曲も大きな話題に。また第66回グラミー賞では、「最優秀アフリカン音楽パフォーマンス賞」を見事受賞! そしてここ日本でもサマーソニック2024への出演が決定!
今最も期待される新人アーティストとして世界中で旋風を巻き起こす中、満を持して発売されるデビュー・アルバム『TYLA』は、大ヒット曲「Water」を始め、アマピアノ・サウンドとTylaのヴォーカルが最高に気持ちよい2ndシングル「Truth or Dare」他、全14曲を収録。
この夏、そして今年を代表するアルバムとなる事必至の強力作品です!
発売・販売元 提供資料(2024/02/22)
TRUTH OR DARE
南アフリカのキュートな新星、タイラが待望のファースト・アルバム『Tyla』をリリース! すでに絶大な人気を集める新世代のポップスターが、届けたその気になる中身とは……?
シンプルに越境型ポップ作品として楽しめる
トラヴィス・スコットの客演版も出た"Water"のヒットで、母国の南アフリカを発祥とするアマピアノやナイジェリアを中心とするアフロビーツを世界に浸透させた功績の大きさは計り知れない。このファースト・アルバム『Tyla』も南アのDJ、ケルヴィン・モモを迎えた序曲から始まるが、アリアナ・グランデにも通じるウィスパー系の声に軽く巻き舌を交えるなどして歌うタイラの曲は、テムズ客演の"No.1"でアフリカ新世代による連帯を感じさせつつも殊更にアフリカ性が強調されることはない。サー・ノーランが手掛けた"Butterflies"はSZAやジェネイ・アイコに通じるオーガニックなR&Bだし、ガンナとスキリベンを迎えた"Jump"はダンスホール、P2Jが手掛けたベッキーGとの"On My Body"はラテンのフレイヴァーがあり、シンプルに同時代の越境型ポップスとして楽しめる。とりわけ、トリッキー・スチュワートの名がソングライターとして刻まれた"Safer"から"Water"を挟んで"Truth Or Dare"へと続く流れの心地良さは格別。パーカッシヴでスムーズな楽曲群はセクシャルな歌詞であることも忘れさせる爽やかな中毒性があり、ダンサブルでありながら抑制も効いている。このサマーなソニック感には降参するしかない。
bounce (C)林剛
タワーレコード(vol.485(2024年4月25日発行号)掲載)
ポップ・ミュージックの最先端
南アフリカのヨハネスブルクで育ったタイラは、2023年発表の"Water"を大ヒットさせ、音楽シーンの第一線に躍り出た。その勢いはとどまるところを知らない。第66回グラミー賞では〈最優秀アフリカン・ミュージック・パフォーマンス〉部門を受賞するなど、スターへの道程を堂々と歩んでいる。そんなタイラのファースト・アルバムが『Tyla』だ。本作は、南アフリカ発祥のダンス・ミュージックであるアマピアノを軸に、甘美かつ肉感的なポップソングを鳴らしている。多彩なグルーヴはジャンルの境界線を軽やかに飛び越え、艶やかなヴォーカルはリスナーの耳を惹きつける蠱惑が際立つ。現在22歳のアーティストが放つデビュー作としては、高い完成度を誇る。
本作は、ネットでバズったアーティストのアルバムという狭い枠に収まる作品ではない。2000年代後半のナイジェリアで始まったとされる音楽ムーヴメントの〈オルテ〉以降、アフリカの音楽は更新の速度を速め、世界中の人たちに聴かれるようになったが、そうした流れの最先端にタイラは位置づけられるからだ。『Tyla』はポップ・ミュージックの最先端を颯爽と走り抜けている。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.485(2024年4月25日発行号)掲載)