2007年から2010年まで3枚のアルバムをリリースして活動終了した菊地成孔ダブ・セクステット。
シーンに衝撃を与えた1stアルバム『THE REVOLUTION WILL NOT BE COMPUTERIZED』が待望のLP化!
2007年から2010年まで3枚のアルバムをリリースして活動終了、菊地成孔のサックスとトランペット類家心平を起用した二管に加え、リズムセクションを、坪口昌恭(pf)を中心に鈴木正人(bs)、本田珠也(dr)で編成、さらにダブ・エンジニア、パードン木村(effects&electro)が参加した菊地成孔ダブ・セクステット。
ジャズとダブがクロスオーバーし、シーンに衝撃を与えた『THE REVOLUTION WILL NOT BE COMPUTERIZED』が待望のアナログ盤でリリース。
60年代のマイルス・デイヴィス・クインテットをマトリックスに、オーネット・コールマン、エリック・ドルフィーのジャズを引用、アブストラクトかつファンキーに、スタイリッシュにジャズを研ぎすました本作は、「永遠に新しいサウンド」として時空を響かし続けている。LP化に際し、パードン木村が再編集を担当。
久しぶりにヴァイナル切りました。というか、「ヴァイナルに一番相応しいアルバムってどれだろうな?」と考えた末、「コレしかねえ」と思った奴です。
世界中のタンテに乗っけてやってください。
菊地成孔
発売・販売元 提供資料(2024/02/22)
菊地成孔が新バンドを結成させて新作をリリースした。メンツはジャム・バンドのurbでも活躍するトランペッターの類家心平ほか、坪口昌恭、鈴木正人、本田珠也、そしてダブ・エンジニアのパードン木村である。ジャズ黄金期の象徴とも言える60年代マイルス・クィンテットのサウンドをモチーフにした、アグレッシヴなアコースティック・ジャズと、東京ザヴィヌルバッハかい!?とツッコミたくなるアブストラクトな電子音がスリリングに錯綜する刺激的な音世界が展開。フィジカルな60年代ジャズへのシンパシーがそこかしこから感じられるが、それはギル・スコット・ヘロンの名曲をもじった表題からもはっきり読みとることが可能だ。できるだけ大音量で聴きたい、危うくもスタイリッシュなジャズがここにある。
bounce (C)小高 麻子
タワーレコード(2008年01月号掲載 (P86))