ポール・ウェラー66歳の誕生日前日にリリースされる17枚目のソロ・アルバム。キャリア通算28枚目。全英1位『ファット・ポップ』(2021)から3年ぶりの新作常にみずからのルーツに忠実でありながら、アーティストとしての限界を押し広げるという揺るぎない姿勢を貫いてきたポール・ウェラー。『66』は内省的で内向的なアルバムだが、根底においては前向きで、本気で人生を生き、人生を愛した者だけが知り得る分別や広い視野に溢れている。今なお進化し続ける彼の音楽の魅力を伝え、彼の同世代のみならず他のどの世代も代表するアーティストの一人としての地位を不動のものにするアルバムとなるだろう。 (C)RS
JMD(2024/02/28)
ポール・ウェラー66歳の誕生日前日にリリースされる17枚目のソロ・アルバム。キャリア通算28枚目。全英1位『ファット・ポップ』(2021)から3年ぶりの新作
アートワークを手がけたのはサー・ピーター・ブレイク(ポール・ウェラー『スタンリー・ロード』、ザ・ビートルズ『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』、ザ・フー『WHO』など)
常にみずからのルーツに忠実でありながら、アーティストとしての限界を押し広げるという揺るぎない姿勢を貫いてきたポール・ウェラー。『66』は内省的で内向的なアルバムだが、根底においては前向きで、本気で人生を生き、人生を愛した者だけが知り得る分別や広い視野に溢れている。今なお進化し続ける彼の音楽の魅力を伝え、彼の同世代のみならず他のどの世代も代表するアーティストの一人としての地位を不動のものにするアルバムとなるだろう。
◆ゲスト・ミュージシャン:サッグス(作詞:1)、ノエル・ギャラガー(作詞:3)、ボビー・ギレスピー(作詞:11)、ハンナ・ピール(ストリング・アレンジ)、クリストフ・ヴァイラン(ル・シュペールオマール)(共作、演奏)、セイ・シー・シー(Vo:10)、ドクター・ロバート、スティーヴ・ブルックス他
◆日本盤ボーナス・トラック収録(13)
発売・販売元 提供資料(2024/02/26)
3年ぶりのニュー・アルバムは、66歳になる誕生日の前日リリースだからこの表題だそう。今回は自身のソウル趣味をソフトな形で前に出した印象で、先行シングル"Rise Up Singing"などは渋みや円熟味とはまた違った落ち着きを感じさせてとても心地良い。メロの情緒や歌唱法も含めてスモーキー・ロビンソンのような"In Full Flight"が絶品だ。
bounce (C)亜蘭済士
タワーレコード(vol.486(2024年5月25日発行号)掲載)