ブルース・スプリングスティーンのベスト盤 『Best Of Bruce Springsteen』 ボスの入門編オールタイム・ベスト!
2024年は1984年発売『ボーン・イン・ザ・USA』から40周年。その記念すべき年のブルース・スプリングスティーンの一発目のリリースは、ボスの約50年のキャリアを総括した新たなるベスト・アルバム。ブルース・スプリングスティーンを初めて聴く人や、興味を持ったけどどこから聴いたらいいかわからない人にはまずはこの1枚、"はじめてのボス"にぴったりな選曲のオールタム・ベスト盤、タイトルもド直球の『ベスト・オブ・ブルース・スプリングスティーン』となっている。1973年のデビューから近年までの代表曲、ヒット曲、ライヴでの定番曲、重要曲を収録。「成長するってこと」「ロザリータ」などのキャリア初期の人気曲から、名実ともにTOPアーティストの仲間入りを果たした1975年『明日なき暴走』よりボスの代名詞「明日なき暴走」や1980年『ザ・リバー』の「ハングリー・ハート」などの大ヒット曲。40周年を迎える不滅の名盤『ボーン・イン・ザ・USA』からは、ベトナム帰還兵の悲哀を描き、いまだに物議を醸すタイトル曲やライヴの定番「ダンシン・イン・ザ・ダーク」。グラミー賞、アカデミー賞両受賞「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」や9.11からのアメリカの復活と希望を込めた「ザ・ライジング」、そして2020年の「レター・トゥ・ユー」など近年のリリースまで全18曲、ボスの歴史には欠かせない珠玉の名曲を厳選。今後の定番カタログとして受け継がれていくであろうオールタイム・ベスト盤が登場。ジャケットには『明日なき暴走』のフォトセッションの間に撮影したアウトテイク写真を使用(撮影:Eric Meola)。Erik Flanniganによる書き下ろしのライナー・ノーツも収録される。
ブルース・スプリングスティーンは、グラミー賞20回、アカデミー賞1回、ゴールデン・グローブショウ2回、トニー賞の特別賞1回、大統領自由勲章、ケネディ・センター名誉賞、ロックンロールの殿堂入り、ソングライターの殿堂入りなど、数々の名誉や栄誉を受賞。全世界で1億4000万枚以上、米国のみで7000万枚以上ものアルバムを売り上げ、70年代、80年代、90年代、00年代、10年代、20年代と6つのディケイド(10年単位)でアルバムをトップ5入りさせた史上初のアーティストとなり、世界で最も需要の高いアーティストのひとりともなった。スプリングスティーンはまた、1980年以降に2000万枚以上ものコンサート・チケットを売り上げたわずか4人のアーティストのひとりでもあり、2012年から2016年にかけて行われたワールド・ツアーでは最大の興行収入を記録した。『ベスト・オブ・ブルース・スプリングスティーン』のリリースに先駆け、彼は今月Eストリート・バンドとともにツアー活動を再開し、2024年3月19日のアリゾナ州フェニックスを皮切りに、北米とヨーロッパを51公演でまわる。2016年~2017年以来初のツアーを(昨年から)続けているスプリングスティーンとEストリート・バンド。近年のライヴについて、デイリー・テレグラフ紙は「史上最高のショウのひとつ」、ビルボード誌には「地球上で最高のショウ」と絶賛されている。
発売・販売元 提供資料(2024/03/27)
昨年でデビュー50周年を迎えたかと思ったら、今年は『Born In The USA』(84年)から40周年……ということで(?)、オールタイムなキャリアを総括する最新ベスト盤が登場です。初作に収録の"Growin' Up"から2020年の"Letter To You"まで、ボスの歴史には欠かせない選り抜きの全18曲が収録。入門編にもピッタリの取っ付きやすい一枚でしょう!
bounce (C)大原かおり
タワーレコード(vol.485(2024年4月25日発行号)掲載)