2024年2月19日に約5万人を動員した東京ドーム公演で有終の美を飾ったヒップホップクルーBAD HOP。前代未聞の歴史を残し、解散となった後、グループ初のベストアルバムがリリース決定!今作はBAD HOP 2014年活動開始当時から今年の解散まで、メンバー自身が選考し、数々のヒット曲から厳選された全32曲を収録。「Friends」、「Suicide」、「Hood Gospel」などの定番曲はもちろん、グループの代表曲と言っても過言ではない「Kawasaki Drift」、「High Land」、そしてBAD HOPのラストアルバム「BAD HOP (THE FINAL Edition)」から「Champion Road」、「Last Party Never End」などの豪華ライナップを収めたベストアルバムとなる予定。 (C)RS
JMD(2024/04/16)
BAD HOP、グループ初のベストアルバム「BAD HOP FOREVER (ALL TIME BEST)」を発売決定!
今年2月19日に約5万人を動員した東京ドーム公演で有終の美を飾ったヒップホップクルーBAD HOP。前代未聞の歴史を残し、解散となった後、グループ初のベストアルバム「BAD HOP FOREVER (ALL TIME BEST)」を発売することが決定!
今作はBAD HOP 2014年活動開始当時から今年の解散まで、メンバー自身が選考し、数々のヒット曲から厳選された全32曲を収録。
初回限定盤と通常盤の両方には、全21曲のミュージックビデオ・コンピレーション集、そして特別ライブ映像が特典としてDVDに収録。
数々の記録と歴史を作ってきた、10年間に渡る彼らの活動を集約したベストアルバム。BAD HOP解散後も、「BAD HOP FOREVER」をぜひお楽しみいただきたい。
発売・販売元 提供資料(2024/04/15)
Last Party Never End
前代未聞の歴史を残して東京ドームで解散したBAD HOPから、オールタイムな名曲群が厳選された初のベスト・アルバムが到着! 音と言葉に刻まれた10年の歴史を永遠に楽しもう!
今年の2月19日、およそ5万人を動員した東京ドーム公演をもって解散したBAD HOPから、アンコールのような形で最後の置き土産が届いた。彼らにとって初のベスト・アルバム『BAD HOP FOREVER(ALL TIME BEST)』は、始動から10年の太いキャリアを集大成し、その足取りを改めて追体験させてくれるものとなる。
もともと神奈川は川崎で2014年に結成されたBAD HOPは、双子の兄弟であるT-PablowとYZERRを中心に、Tiji Jojo、Benjazzy、Yellow Pato、Bark、G-K.I.D、Vingoという8名のラッパーが集まったクルー。かつてはどうしてもT-PablowとYZERRの知名度もあり、「高校生RAP選手権」や「フリースタイルダンジョン」の文脈で注目されてしまう印象もあったが、初の全国流通アルバム『Mobb Life』(2017年)を出したあたりから独自性やアティテュードが知られるようになって評価軸も大きく変わり、各々の個性も広まっていったように思う。ただ、少し残念だったのは、作品が配信メインのため一般流通のフィジカル作品がほぼなかったことで、残るべき記憶と記録が残るべきだと思えば今回のベストは思わぬ嬉しい贈り物となるだろう。
内容は2CD+DVDの構成で、音源の選曲をメンバー自身が熟考したという全32曲を収録。基本は『Mobb Life』以降から最終作『BAD HOP』(2024年)の楽曲で固められ、初期の人気曲"Ocean View"(2017年)や問答無用の代名詞的な"Kawasaki Drift"(2018年)、"High Land"(2020年)、"Champion Road"(2023年)のような定番チューンが詰まっている。C.O.S.A.とIOを迎えた"4L"やA-Thugも登場する"KAWASAKI SONG"、さらにマスタードやマーダー・ビーツら海外勢と組んだ『Lift Off』(2019年)からの曲など目白押しだ。
また、DVDのほうには全21曲のMV集や特別ライヴ映像が収録されているのも嬉しい限りだ。本人たちが有終の美を飾った現在だからこそ、改めてBAD HOPの真髄を味わってみてほしい。
bounce (C)亜蘭済士
タワーレコード(vol.486(2024年5月25日発行号)掲載)