Rock/Pop
Blu-ray Audio

Luck and Strange

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フォーマット Blu-ray Audio
発売日 2024年09月06日
国内/輸入 輸入(ヨーロッパ盤)
レーベルLegacy Recordings
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 19802804819
SKU 198028048194

構成数 : 1枚

音声のみ収録 / Dolby Atmos and Hi-Res stereo mixes
1. Black Cat
2. Luck and Strange
3. The Piper's Call
4. A Single Spark
5. Vita Brevis
6. Between Two Points - with Romany Gilmour
7. Dark and Velvet Nights
8. Sings
9. Scattered
10. Yes, I Have Ghosts★
11. Luck and Strange (Original Barn Jam)★
12. A Single Spark (Orchestral)★
13. Scattered (Orchestral)★
★Bonus Track

  1. 1.[Blu-ray Audio]

作品の情報

メイン
アーティスト: David Gilmour

商品の紹介

ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア 9年ぶりの新作『Luck and Strange』

『Luck and Strange』はブライトンとロンドンで5ヶ月余りをかけてレコーディングされ、デヴィッド・ギルモアの全曲新曲のアルバムとしては2015年の『飛翔(Rattle That Lock)』以来9年ぶりとなる。プロデュースを手がけたのは、デヴィッド・ギルモアとチャーリー・アンドリュー(ALT-Jやマリカ・ハックマン他)。きっかけはマーキュリー賞を受賞したインディー・バンド、ALT-Jを手がけたチャーリー・アンドリューのプロデュース・ワークに感銘を受けたデヴィッド・ギルモアが彼にインスタグラム上でダイレクト・メッセージを送ったことから始まる。これまでにない新たな制作過程についてデヴィッド・ギルモアはこう語る。「チャーリーを家に呼んだんだ。いくつかデモを聴いてくれて "ところでどうしてこんなところにギター・ソロがないといけないんでしょうか?"全部フェード・アウト?いくつかはただ終わらせる訳にはいかないんでしょうか?"なんて言っていた。彼は僕がこれまでやってきたことに対して、素晴らしいくらい知識やリスペクトに欠けているんだ。とてもダイレクトで、まったくもって萎縮していない。そこが最高にいいんだ。僕にとってはとにかくとてもいい。ただ言われるがままというのだけは嫌だからね」。
アルバムの歌詞の大半は、この30年間デヴィッド・ギルモアとコラボレーションを行ってきた妻のポリー・サムソンが担当。ポリー・サムソンは『Luck and Strange』のテーマについてこう語る。「年老いていく身の視点から書いたもの。死の必然性が絶えずありました」。デヴィッド・ギルモアも更にこう語る。「僕たちはロックダウンの最中、そして、その後もその手のことを話し合ったり考えたりしながら、たくさんの時間を費やしたんだ」。ポリー・サムソンはチャーリー・アンドリューと仕事を共にする経験によって自由になれたとも言う。「彼は曲の内容を知りたがるし、その曲で演奏する全員が、歌詞の内容を演奏に反映させることを望み、それがとてもうまくいきました」。
アルバムは新曲8曲とともに、2000年代初期のインディー・デュオ、ザ・モンゴルフィエ・ブラザーズの「ビトウィーン・トゥー・ポインツ」の美しいリメイクを収録する。アートワークと写真は、高名なアーティスト、アントン・コービン (Anton Corbijn)によるもの。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2024/04/26)

本作に参加したミュージシャンは、ベースのガイ・プラット(1987年以降ピンク・フロイドのレコーディングやツアーに参加)とトム・ハーバート、ドラムスのアダム・ベッツ、スティーヴ・ディスタニスラオ、キーボードのロブ・ジェントリーとロジャー・イーノ(ブライアン・イーノの弟)、ストリングスとコーラスのアレンジを行ったウィル・ガードナー、そして伝説的ドラマー、スティーヴ・ガッドも参加。タイトル曲「Luck and Strange」には今は亡きピンク・フロイドのキーボード奏者、リチャード・ライトもフィーチャーされており、2007年にデヴィッド・ギルモアの自宅にある納屋で行ったジャムの音源が使用されている。録音には2020年と2021年のロックダウン中にデヴィッド・ギルモアと家族が世界のオーディエンスに向けて行ったライヴ・ストリーミング"フォン・トラップト"から登場した者たちもいる。娘のロマニー・ギルモアは歌とハープを担当し、「Between Two Points」ではリード・ヴォーカルで登場。息子のガブリエル・ギルモアもバッキング・ヴォーカルで参加。また息子のチャーリー・ギルモアはアルバムの最終曲「Scattered」の作詞を担当し、アントン・コービンが撮影とデザインを手がけたアルバム・ジャケットのイメージはこの詞からインスピレーションを受けている。
『Luck and Strange』で家族と仕事を共にしたことについて、デヴィッド・ギルモアはこう語る。「ポリーと僕は30年以上一緒に曲を書いてきたし、"フォン・トラップト"のライヴ・ストリーミングではロマニーの声やハープ・プレイの素晴らしい融合が見られた。僕たちはそれによって、僕がしがらみを感じていた過去の一部を捨て去って、それらのルールを投げうって、やりたいと感じるままにやろうという気になったんだ。実に楽しいよ」。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2024/04/26)

チャーリー・アンドリューを共同制作者に据えた9年ぶりの新作。老いや死をモチーフにした歌詞に呼応する沈静した空気感や、娘のロマニーが歌う"Between Two Points"など家族の貢献がもたらした柔和さなどが絶妙に融和、繊細さとディープさを併せ持つ厳かな音世界を生み出している。リチャード・ライトが自由闊達に鍵盤を操る表題曲をハイライトに挙げたい。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.489(2024年8月25日発行号)掲載)

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
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自らの現在の老いなどをテーマとして製作されたとあり、重い空気に包まれたような作品なのかと思いつつ購入したが、チャーリーアンドリューのもたらす効果なのか、繊細だが「飛翔」よりもむしろ外向的な、同世代は勿論、より幅広い層に届くような曲ばかりで、ほっとしたというか、うれしくなってしまった。オープニングこそ、「ブラックキャット」という強い暗示を思わせるタイトルとダークな曲調だが、2,7曲目は、むしろギルモア的ロックの新たな到達点のように感じるほど力強さがある。最近だとロジャーウォーターズとの激しい言い争いや、ピンクフロイドの頃を「振り切った」ように発言したり、ちょっと不安に思っていたのだが、フロイドの音楽に関する権利をソニーに売却したとの報を知り、ああこれが最近の取材で語っていた「いろんなしがらみから解放されて」という本質だったのか、と合点がいった。私も年を取ったのだろうが、聞けば聞くほど味が出るような、本当にいいアルバム。ボーナストラックの10.は、もっと知られていい名曲だと思う。あと、ネットでインタビューをこまめに見ない方は特に、日本版のライナーノーツを読まれることをお勧めしたい。私もここで知ることが多かったので。見るたびに心に引っかかっていたシール「Voice and Guitar of~」は、公式のものではなかったらしい。個人的には良かったと思う。
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