日本を拠点に活動する音楽家・長谷川白紙のセカンド・アルバム。 (C)RS
JMD(2024/08/28)
待望の2ndアルバム『魔法学校』が〈Brainfeeder〉よりリリース!!
2023年7月にフライング・ロータス率いる〈Brainfeeder〉と契約した長谷川白紙による待望のニューアルバム『魔法学校』がリリース。
〈Brainfeeder〉移籍後初となり長谷川にとっては約4年8ヶ月ぶりのフルアルバムとなる本作には、レーベル契約発表時にリリースされ、ルイス・コールやサム・ゲンデルらとのコラボレーションでもお馴染みの実力派ジャズ・ベーシスト、サム・ウィルクス (Sam Wilkes)が参加したシングル「口の花火」のほか、KID FRESINOとの共演曲「行つてしまつた」や、花譜への提供曲「蕾に雷」のセルフカバー、挾間美帆がホーンアレンジで参加した「恐怖の星」など全12曲が収録される。
アルバムアナウンス時に解禁された先行シングル「ボーイズ・テクスチャー」は長谷川が2023年、パリ・ファッションウィークでのnoir kei ninomiyaのSpring/Summer 2024のショーのために書き下ろした曲が元になっており、ギターで西田修大が参加。ミックスは浦本雅史、マスタリングはビョーク (Bjork) なども手がけるヘバ・カドリー (Heba Kadry) が担当している。
これまで自身の容姿に対し嫌悪感を持ち、鏡や写真に自身が映る事にも常に恐怖を抱いてきた長谷川が、先日公開されたアーティスト写真のように、それに向き合った曲となっている。
コロナ禍を挟み制作された本アルバムは、前作『エアにに』で切り拓かれた新時代のポップサウンドをさらに撹乱させ、音楽史に新たな1ページを記すかような意欲作となっている。
発売・販売元 提供資料(2024/05/09)
ブレインフィーダー契約後では初のアルバムであり、オリジナル作としては実に4年8か月ぶりとなるフル・アルバム。そんな待望の一枚は、西田修大がギターで参加した先行カット"ボーイズ・テクスチャー"をはじめ、KID FRESINOのマイク捌きが凄まじい"行つてしまつた"、挾間美帆のホーン・アレンジで馬場智章らが演奏する"恐怖の星"、花譜に提供した"蕾に雷"のセルフ・カヴァーなどいつにも増してトピックは多め。ビートの奔流と多様な輪郭の声が飛び交う緻密で快感的なサウンドはより親しみやすくもなった印象で、とはいえ落ち着いてはいられない聴き心地の創造しい騒々しさは抜群に唯一無二。傑作!
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.488(2024年7月25日発行号)掲載)