映画・テレビドラマで斬られ役・殺られ役・悪役・敵役を演じて作品を支える所謂"大部屋"俳優たちが自然と寄り集まった飲み会を、メンバーの志賀が、いつか主役を食うことを夢見て"ピラニア会"と名付け、その後、プロデューサーの中島貞夫と渡瀬恒彦が発起人となり"東映ピラニア軍団"が結成された。本作は、役者としても活動をしていたフォークシンガー三上寛が、 ベルウッド・レコードで制作が実現したもので13曲中、11曲を三上寛が作詩・作曲。 佐藤準、坂本龍一が編曲・キーボードを担当した他、村上秀一・かしぶち (渕) 哲郎・後藤次利・斎藤ノブ、などの豪華プレイヤーが演奏に参加した。 (C)RS
JMD(2024/06/04)
あの時歌ったものは、今も響く愁い・・・
はぐれたピラニアたちの啼き声を聴け!
東映所属の俳優を中心に1975年に結成された「ピラニア軍団」。映画・テレビドラマで斬られ役・殺られ役・悪役・敵役を演じて作品を支える所謂「大部屋」俳優たちが自然と寄り集まった飲み会を、メンバーの志賀勝が、いつか主役を食うことを夢見て「ピラニア会」と名付け、その後、プロデューサーの中島貞夫と渡瀬恒彦が発起人となり「東映ピラニア軍団」が結成された。
時代はピラニア軍団に追い風を吹き送る。1975年10月より放送された、日本テレビ系ドラマ『前略おふくろ様』に川谷拓三・室田日出男が出演したことで徐々に他軍団メンバーも注目されるようになる。軍団の俳優が主要人物を演じた『暴走パニック 大激突』や『狂った野獣』(共に76年公開)などが封切りされると、ピラニア軍団ブームがますます盛り上がり、77年には、軍団総出演の映画『ピラニア軍団 ダボシャツの天』が公開された。
ピラニアたちの啼き声、LP『ピラニア軍団』のリリース
本作は、役者としても活動をしていたフォークシンガー三上寛が、渡瀬恒彦との飲みの席で、ピラニア軍団のレコード制作のアイデアを聞き、ベルウッド・レコードで制作が実現したもので、77年4月にリリースされた。M-2「村歌~わしゃ知らん節~」とM-4「俺(れーお)」を除く、11曲を三上寛が作詩・作曲。佐藤準、坂本龍一が編曲・キーボードを担当した他、村上秀一・かしぶち(橿渕)哲郎・後藤次利・斎藤ノブ、などの豪華プレイヤーが演奏に参加した。
発売・販売元 提供資料(2024/05/20)