泣き笑いで疾走する歌&サウンドに胸が高鳴る傑作登場!
米インディー・ロックの雄、ブライト・アイズの10作目。'98年のデビュー時は10代だったコナー・オバーストも40代となり、そのメランコリックな歌世界は更に苦みを帯びつつも、それをも笑い飛ばしてしまうようなタフでアップリフティングなサウンドが最高な1枚!口笛風の旋律も軽快な「Bells and Whistles」、カントリー・フォーク風なメロディをブラス、エレキギター、ピアノがエモーショナルに盛り上げていく「El Capitan」、バンジョー、ピアノ、ペダルスティールによる軽やかなサウンドも印象的な「Bas Jan Ader」、キャット・パワー参加の「All Threes」、ペダル・スティールの甘美な響きとシンガロングなメロディにグッとくる「Tin Soldier Boy」等を収録!
タワーレコード(2024/09/27)
2020年、再始動を果たした米オマハのトリオ、ブライト・アイズ(コナー・オバースト、マイク・モギス、ネイト・ウォルコット)の新作が完成。デッド・オーシャンズからは2枚目となるアルバム『ファイヴ・ダイス、オール・スリーズ』、リリース。 (C)RS
JMD(2024/07/10)
2020年、再始動を果たした米オマハのトリオ、ブライト・アイズ(コナー・オバースト、マイク・モギス、ネイト・ウォルコット)の新作が完成。デッド・オーシャンズからは2枚目となるアルバム『ファイヴ・ダイス、オール・スリーズ』、リリース。
Bright Eyesは、ニュー・アルバム『Five Dice, All Threes』をDead Oceansから発売するとアナウンスした。Conor Oberst、Mike Mogis、Nate Walcottで構成されるこの愛されるバンドのニュー・アルバムには、長年の友人であるCat Power(「All Threes」)、The NationalのMatt Berninger(「The Time I Have Left」)、The So So GlosのAlex Orange Drink(「Rainbow Overpass」)がゲスト参加している。また、ファースト・シングル「Bells and Whistles」もリリース。Riot FestとBFF Festivalでのヘッドライン・スロットを含む、アメリカとヨーロッパでのツアー日程も発表された。セルフ・プロデュースで、ネブラスカ州オマハにあるMikeとConorのスタジオ、ARCでレコーディングされた『Five Dice, All Threes』は、並外れた激しさと優しさ、共同体のエクソシズム、そして、個人的な発掘のレコードだ。もちろん、これらは、30年近いキャリアを持つBright Eyesにファンが期待するものだ。Conor、Mike、Nateからなる結束の固いバンドは、明確な動きを持って活動する傾向がある。それぞれのサウンドとストーリーはユニークだが、野望の感覚と増大し続ける感情的な利害によって統一されている。しかし、このような豊饒な歴史を背景にしながらも、アルバムに収録される楽曲は、これまで彼らが試みたことのないような直感的なスリルを醸し出している。Conorは常に、生死を分ける重力を感じさせる声で歌ってきた。『Five Dice, All Threes』を通して、彼のことが心配になることもあれば、彼をこの混乱から抜け出すための明晰さを持つ唯一の人物に思うこともあるだろう。
発売・販売元 提供資料(2024/07/08)
4年ぶりの新作では片田舎のバー・バンドを気取って、パンクなフォークをガシャガシャと鳴らしながら、キャット・パワーらをゲストに迎え、ジャジーなバラードにもアプローチ。圧巻はピアノ・バラードの"The Time I Have Left"。ナショナルのマット・バーニンガーと歌声を重ねながら、溢れ出るコナー・オバーストのエモーションに胸を締めつけられるようだ。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.490(2024年9月25日発行号)掲載)