石若駿率いるAnswer to Remember、4年半ぶりとなる待望のセカンド・アルバム。
ジャズをベースに、millenium parade、くるり、椎名林檎、米津玄師、KID FRESINOなど、ジャンルを超え数々のセッションやレコーディングに引っ張りだこの人気実力No.1ドラマー=石若駿。彼のホームというべき音楽基地がAnswer to Remember (通称:アンリメ)。
サンダーキャットからも絶賛された2019年の衝撃のファースト『Answer to Remember』以来、4年半ぶりとなる待望のセカンド・アルバム。
前作リリース後からライヴで培ってきたバンド感を大切にしつつ、自分の直観を頼りに、これまで聴いたことのないサウンドをとことんまで追求した冒険心あふれる仕上がり。
メンバーは、佐瀬悠輔(tp)、MELRAW(as, g)、中島朱葉(as)、馬場智章(ts)、若井優也(p, key)、海堀弘太(p, key)、マーティ・ホロベック(b)、Taikimen(per)と、ほぼ全員が普段リーダーとして活躍している強力な布陣。
ゲストにKID FRESINO、HIMI、甲田まひる、ermhoi、Jua、トモキ・サンダース、KARAI、井上銘が参加。
発売・販売元 提供資料(2024/08/07)
近年では映画『BLUE GIANT』での活躍や、椎名林檎のツアーへの参加、米津玄師のレコーディングへの参加などジャズ・ドラマーとしての枠に収まりきらない多方面で活躍を見せる石若駿によるプロジェクトのセカンド。今若手ジャズ・ドラマーで最も注目度が高いと言っても過言ではない彼の抜群のテクニックと、様々なアプローチが堪能できるのはもちろんのこと、今作ではより楽曲の構築美を感じることが出来る一枚。先行公開の《NEW POWER》での各楽器を活かすビートの構築と、対照的にアグレッシヴな《KWBR Kuwabara》どちらも素晴らしい。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.171(2024年8月20日発行号)掲載)
サンダーキャットやテラス・マーティンから絶賛された2019年のデビュー作以来4年半ぶりとなる、国内最強ドラマー・石若駿によるプロジェクトのセカンド・アルバム。昨年12月にサプライズ・リリースされた"ATR Theme"で幕を開けると、前作に続いての参加となるermhoiやKID FRESINOらがアテンドしながらストーリーを進めていく。ファラオの血統を継ぐトモキ・サンダースのサックスをフィーチャーした"Bim Bottle Circle"など、ジャズの本流を時折挿し込みつつ間口を広げることも忘れないサウンドメイクは、これからのジャズ・シーンやあるいはその先をも見据えているようだ。
bounce (C)野村有正
タワーレコード(vol.488(2024年7月25日発行号)掲載)