オルタナティブロック界のレジェンドバンド、The Smashing Pumpkins(ザ・スマッシング・パンプキンズ)が通算13作目となるアルバム『Aghori Mhori Mei』(アゴーリ・モーリ・メイ)をリリース。本作には、オリジナルメンバーのジミー・チェンバレン、ジェイムス・イハ、そしてビリー・コーガンが参加。ギターやベース、ドラム、そこに切り込むボーカルが圧倒する、彼らの90年代初期を思い出させるような作品である。昨年2023年、バンドは1995年の『Mellon Collie And The Infinite Sadness』と2000年の『Machina / The Machine Of God』の続編となる、壮大かつ冒険的なロックオペラ作品『ATUM』の最終章となる第3幕をリリース。3枚組アルバムの制作を終えるや否や、フロントマンのビリー・コーガンは本作の制作に取り掛かり、大規模なツアーの傍ら本作のレコーディングを完了させた。
発売・販売元 提供資料(2024/09/06)
スマパンってこんなにハード・ロッキンだったっけ!? 壮大なロック・オペラだった前作から一転、オールドスクールかつギター・オリエンテッドなロックを志向した13作目。なかにはメタル特有のスラッシーなクランチ・リフが飛び出す曲も! 物議を醸しそうだが、メランコリックでダークな曲調やスパイスとして効かせたプログレの要素は、やはりスマパンならではだろう。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.492(2024年11月25日発行号)掲載)