2024年のブラジル大賞!バーラ・デゼージョの才女によるユニークな傑作!
トロピカリア~70年代MPB黄金期の輝きを現代に鳴らす集団バーラ・デゼージョの一員、ドラ・モレレンバウムによる1stフルAL!プロデュースはアナ・フランゴ・エレトリコ!幽玄なムードが漂う中、美しいストリングスが光るメロウな(4)、祝祭感溢れるユニークな曲展開の(6)等、ディスコ、ファンク、ジャズ、ソウルを織り交ぜた煌びやかな現行ブラジル・サウンドが全開の逸品。
タワーレコード(2024/10/25)
バーラ・デゼージョの一員としても知られるドラ・モレレンバウムによる待望の1stフルアルバム。プロデュースはアナ・フランゴ・エレトリコ! (C)RS
JMD(2024/09/04)
バーラ・デゼージョの一員としても知られるドラ・モレレンバウムによる待望の1stフルアルバム。プロデュースはアナ・フランゴ・エレトリコ!
ドラ・モレレンバウムは、カエターノ・ヴェローゾや坂本龍一らの作品への参加で知られるチェロ奏者ジャキス・モレレンバウムと歌手パウラ・モレレンバウムの娘として生まれた。著名な音楽一家に生まれた彼女は、デビュー曲となったバラード「Do a do」(ゼー・イバーハのソロアルバムにもカバーが収録されている)から、ただならぬ才能を滲ませていた。2021年には1stソロEP『Vento de Beirada』(2021)を発表。アナ・フランゴ・エレトリコ、ルーカス・ヌネス、ギリェルミ・リリオとの共同プロデュースで制作されたこのEPは、彼女がブラジルの伝統に根差した類まれなシンガー・ソングライターであることを確かに示していた。翌年には、ゼー・イバーハ、ジュリア・メストリ、ルーカス・ヌネスと共にバーラ・デゼージョを結成。「トロピカリアの再来」とも称されたバーラ・デゼージョの1stアルバム『SIM, SIM, SIM』(2022)は、ブラジルに限らず世界中でセンセーションを巻き起こした。
同じくバーラのメンバーであるジュリア・メストリとゼー・イバーハがソロアルバムをリリースする一方、ドラにはこれまでアルバムのリリースがなかったが、2024年、ようやく彼女の待望となる1stソロアルバム『Pique』がリリースされる。共同プロデュースには『Vento de Beirada』に引き続きアナ・フランゴ・エレトリコが参加し、コーラスとアレンジには父ジャキス・モレレンバウムと母パウラ・モレレンバウムが参加。他にも、ジュリア・メストリ、ゼー・イバーハ、ルーカス・ヌネスといったバーラの面々から、ギリェルミ・リリオやトン・ヴェローゾなど豪華なゲストが集結した。
スロー・バラードを基調としていた『Vento de Beirada』と比較すると、本作『Pique』ではディスコ、MPB、ファンク、ジャズ、ソウルを織り交ぜたより煌びやかなサウンドへと変化。インナー・ファンク・テイストの「Venha Comigo」、ストリングス・アレンジが一際美しいメロウな「Essa Confusao」、エレピが躍動するジャズファンク「VW Blue」など、多彩なテイストの楽曲を楽しむことができる。このファンキーなサウンドへの変化は、共同プロデュースで参加したアナ・フランゴ・エレトリコの美学が反映されているのだろう。しかし、身体的というよりはどこか内省的で、ドラの楽曲の大きな魅力である「包み込むような幽玄のムード」を存分に堪能することができる。
アナ・フランゴ・エレトリコによる先鋭的なプロダクションとドラの芸術性の融合。現代MPBを代表する真にユニークな傑作がここに誕生した。
発売・販売元 提供資料(2024/08/09)
カエターノ・ヴェローゾや坂本龍一らの作品参加でも著名なチェロ奏者:ジャキス・モレレンバウムと歌手:パウラ・モレレンバウムの娘であり、"トロピカリアの再来"と絶賛されたバーラ・デゼージョ(2022年作「SIM, SIM, SIM」)の一員として活動するSSW:ドラ・モレレンバウムの待望1ST。共同プロデュースには盟友:アナ・フランゴ・エレトリコを迎え、多様なゲスト陣や曲によりストリングス・アレンジも起用し、ディスコ、ファンク、ジャズ、ソウルなど新しい側面を提示。アナの先鋭的なプロダクションとドラの芸術性が合致した現代MPBを代表する傑作。ええやんええやん。
intoxicate (C)黒田"ハイプ"朋規
タワーレコード(vol.172(2024年10月10日発行号)掲載)