Arc (Live)

アーカイヴ・シリーズや新作のリリースなどその広大かつ豊潤なキャリアを紐解きながら前進し続ける、ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。彼のオフィシャル・アルバム群を年代順にまとめるオフィシャル・リリース・シリーズ・ボックス・セット第五弾作品に収録されていた4枚の作品が、ここに単独作品となって登場する!
こちらは前作となる『WELD』と同ツアー時の模様を編集した、『WELD』と対を成すライヴ・アルバムとなる、同じく1991年発表のライヴ作品『ARC (LIVE)』! もちろんボックス・セット同様の最新リマスター音源を収録!

ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。今もなお現代に伝えたい言葉をまとめあげた新作の発表にとどまらず、ロック史に燦然と輝く彼のカタログ作品や貴重なライヴ音源、未発表音源などを紐解いていく様々なアーカイヴ・シリーズをリリースし続け、休むことなく歌と言葉を世界に発信し続ける彼は、まさに「生ける伝説」の名に相応しい存在だ。

その様々なアーカイヴ・シリーズの中でも重要な核となる、彼の輝かしいキャリアの中で発表されてきたオフィシャル・アルバムを年代順に変遷したオフィシャル・リリース・シリーズ・ボックス・セット。2023年7月にその最新作となる第五弾作品『OFFICIAL RELEASE SERIES DISCS 22, 23+, 24 & 25』がリリースされていたのだが、そのボックス・セットに収録されていた4枚のアルバムが、それぞれ単独作品のCDやアナログ盤となって登場することとなった!

今回登場するのは、ニール・ヤングが1989年から1991年までにRepriseよりリリースした『FREEDOM』(1989年)と『RAGGED GLORY』(1990年)という2枚のスタジオ・アルバム、そして1991年に発表された『WELD』と『ARC』という2枚のライヴ・アルバムという、計4作品。昨年のボックス・セット同様、考えうる最上のマスター・ソースを使用した最新リマスター音源が収録されている。

★★『ARC』★★
『WELD』と同ツアー時の模様を編集した、『WELD』と対を成すライヴ・アルバム。ニール・ヤングの作品においてしばしば見られるような、時に不評を買う悪名高き音楽性を凝縮させた今作は、ツアーで披露されたギターのフィードバックやインプロヴィゼーション、ギター・ソロ、そしてヴォーカルの断片が、35分という尺の中で一気に噴出したかのような作品だ。1991年作品。

A 35-minute "compilation compositor" by Neil Young, Arc consists of a series of excerpts from 1991 concerts by Young & Crazy Horse strung together. Young has taken the tune-ups and outros, the guitar feedback, and random playing and singing from various songs and shows, and constructed a nearly atonal sound collage. Now and then, he is heard singing a verse or two from "Like a Hurricane" or another song, but for the most part, Arc sounds like a band preparing to play a song that never actually begins or trying to end one that has not been heard. As such, the album ranks with such studies in noise as Lou Reed's Metal Machine Music. [Initially, Arc was released in a 25,000-copy limited edition called Arc Weld containing the two discs making up the live album Weld.] ~ William Ruhlmann