異才デヴィッド・アレンとその細君ジリ・スマイス率いるゴング。プログレッシヴ・ロック・シーンは勿論、カンタベリー・ミュージックの中ではひときわ異彩を放ちながらもワールド・ワイドな支持を獲得してアクティブな活動を展開する。
フランスの新興レーベル、BYGと契約した彼らは、1971年にアルバム『カマンベール・エレクトリック(原題:Camembert Electrique)』をリリースするとバンドのサウンドは革新的に成長し、独特なスタイルを確立する。当時の新進プログレッシヴ・ロック専門レコード会社であったヴァージン・レコードと契約を交わし、『フライング・ティーポット(原題:Flying Teapot)』をリリース、独自のサイケデリックな世界観の"ラジオ・ノーム・インヴィジブル"三部作の成功によってバンドはよりメジャーなシーンへと飛躍する。
そんなゴングが『ユー(原題:You)』をリリース後に行ったツアー終了後、バンドとしてピークに達したと感じたデヴィッド・アレンとジリ・スマイスは1975年に9月に脱退する...
その後ゴングはドラマーのピエール・ムーランを中心にジャズ・ロック・バンドと活動を続けるが、デヴィッド・アレンは1990年代に入るとゴング・ファミリーとしての活動をスタートさせる。
その中で2009年には遂に往年のメンバーと共にアルバム『2032』をリリースする。
ラジオ・ノーム・インヴィジブル三部作を継承した完結作となるアルバムを携えてバンドはツアーをスタートさせる。
その中で、同年11月10日のドイツのオルデンブルクでのコンサートはドイツの放送局の番組の為に収録・放送される。本作はその放送時の音源によるアルバムであり、セカンド・アンコールの1曲を除いてほぼ完全収録している。
デヴィッド・アレンとジリ・スマイスを中心にスティーヴ・ヒレッジらが参加したこのコンサートは、30年以上の歳月が過ぎたとは思えない現役感溢れるパワフルなパフォーマンスを披露している。
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付>
デヴィッド・アレン (g, vo)
スティーヴ・ヒレッジ (g, vo)
ジリ・スマイス (vo)
ミケット・ジローディ (kbds, vo)
クリス・テイラー (ds, vo)
デイヴ・スタート (b, vo)
イアン・イースト (sax, fl)
発売・販売元 提供資料(2024/12/30)