1970年からクラウト・ロック(ジャーマン・ロック)の旗手として活躍、〈現代音楽〉、〈ニュー・エイジ〉、〈アンビエント〉など様々な音楽ジャンルに影響を与え続けてきたタンジェリン・ドリーム。2015年に主宰のエドガー・フローゼが死去するもその遺志を継承した3人のメンバーが今なお活動を続けている。
そんなタンジェリン・ドリームが、ヴァージン・レコード契約時の1982年に、名作『ロゴス~タンジェリン・ドリーム・ライヴ(原題:Logos Live)』リリースに伴う初のワールド・ツアーを行った。
この〈Logos Tour1982/83〉ツアーの中で、同年11月15日のベルリン公演はプロモーションとライヴ・アルバム・リリースの為に収録・放送される。
本作はその放送時の音源によるライヴ・アルバムである。
当日のセット・リストは、当時の新曲である大作「ロゴス」とこれまでにリリースしたアルバムの代表楽曲、そして同時期に公開されタンジェリン・ドリームがサウンドトラックを手掛けたオカルト・ホラー映画〈The Keep〉の楽曲で構成されている。
このツアーで披露された「ロゴス」は、タンジェリン・ドリームにとって本格的なシンフォニックなサウンドとこれまでのバンドが追求してきたミニマルなメロディーが融合したもので、彼らの独特なサウンド・パフォーマンスはここが完成形とも言える。
それをライヴ・パフォーマンスで完璧に再現するコンサートなだけに、あらためてタンジェリン・ドリームの追求してきたサウンドをライヴという環境を通して実感できる素晴らしいアルバムだ!
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ライナー・ノーツ対訳付>
エドガー・フローゼ (kbds)
ヨハネス・シュメーリング (kbds)
クリストファー・フランケ (ds, kbds)
発売・販売元 提供資料(2024/12/30)