SpotifyやApple Musicで話題のシンガーソングライターが遂にフルアルバムをリリース
60~70年代のポップスやディスコ/ソウルをZ世代の感性で表現した多幸感サウンド
2021年のシングル"Cherry Wine"の大ヒット、2023年のEP『When We Were Younger』の高評価で2024年のオーストラリアの音楽アワードAPRAでの受賞、先行シングルではベニーシングスが参加した"Fuzzy Feeling"が注目され、NewJeansのハニによる"Clementine"のカバーが話題になるなど瞬く間に人気者となったグレンペレス。幼い頃から影響を受けてきた60~70年代のサウンドとフィリピンにルーツのある彼らしい独特の感性が融合したポップサウンドは、ノスタルジックな要素がありながらもヒップホップ/ソウルを取り入れた新しいサウンドへ進化。4年の間で大きな成長を見せた彼がこのタイミングで発表するフルアルバムが遂に完成。
発売・販売元 提供資料(2025/01/16)
NJZのハニもトリコにしてしまう豊かな音楽センスの持ち主、オーストラリアのシンガー・ソングライターによる初めてのフル・アルバム。内容を要約すると、60~70年代のポップスやボサノヴァ、ジャズのエッセンスを溶かし込んだR&B風味のベッドルーム・ポップ集となるだろうが、ジャンル不問で自由に冒険を続けるオープンマインドな姿勢が独特なカラフルさを呼び込んでいるあたりが他にはないチャームポイントだ。ベニー・シングスと組んだラヴリーな"Fuzzy Feeling"など、とにかくどこをめくっても人懐っこいメロディーと歌の連続で、今後スタンダード化していく可能性も容易に想像できてしまう。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.496(2025年3月25日発行号)掲載)