偉大なる「失われた」アルバムが、また新たにそのヴェールを脱ぐ…。
ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。彼が2024年に発表したアーカイヴ集第三弾に収録されていた1977年作の未発表アルバム『OCEANSIDE COUNTRYSIDE』が、当時ニール・ヤング本人が思い描いていた作品の流れに沿った曲順に並べ替えられ、"本来あるべき姿"を身にまとった1つの新たな作品としてここに登場する!
ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。現代に伝えたい言葉をまとめあげた新作の発表にとどまらず、未発表音源のリリースや貴重なライヴ・アーカイヴ・シリーズをリリースし続け、休むことなく歌と言葉を発信し続ける伝説言葉/歌を発し続ける、まさに「生ける伝説」の名に相応しい存在だ。
彼が昨年2024年に発表したニール・ヤング・アーカイヴ集第三弾となる『NEIL YOUNG ARCHIVES VOL. III (1976-1987)』に収録されていた、1977年5月から12月にかけてレコーディングされていた偉大なる「失われた」アルバム『OCEANSIDE COUNTRYSIDE』が、アナログ・オリジナル・シリーズ(AOS)の一環として、今回単独作品としてアナログ盤でリリースされることになった! 1978年発表の名作『COMES A TIME』に先行してレコーディングが行われていたこの未発表アルバムだが、今作に収録されている「Goin' Back」や「Human Highway」、そして「Field of Opportunity」の3曲は、最終的に『COMES A TIME』に収録されることで、世に正式に発表された楽曲となっている。
今回リリースされる『OCEANSIDE COUNTRYSIDE』のアナログ盤には、『NEIL YOUNG ARCHIVES VOL. III』に収録されている同名のCDに収録されている楽曲も含まれている。しかし、ボックスに収録されていたCDとは異なり、今回アナログ盤としてリリースされるこの作品は、当初ニール・ヤングが思い描き、この姿で発表しようと構想していたオリジナルの曲順を再現したものとなっている。つまり、未発表となっていたアルバムが、本来あるべき姿となって、ついに正式にリリースされることになるのだ。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2025/01/17)
今作に関して、ニール・ヤングはこうコメントしている。
「1977年にレコーディングしていたアナログ・オリジナル・アルバムで、当時は未発表だった。ここに収録されている曲は、すべてレコーディング当時のオリジナル・ミックス音源だ。OCEANSIDEに収録されている楽曲は、私がヴォーカルと楽器を担当し、フロリダにあるTriad StudiosとマリブにあるIndigo Studioでレコーディングしたもの。そしてCOUNTRYSIDEに収録されている楽曲は、素晴らしい友人達と共にナッシュビルにあるCrazy Mama'sでレコーディングを行ったものだ。この宝物のようなアナログ・オリジナル・レコーディングを、私と同じように楽しんでほしい」
OCEANSIDEに収録されている楽曲はすべてニール・ヤングのソロ音源となっており、COUNTRYSIDEに収録されている楽曲は、ニール・ヤングと共に、ベン・キース(スティール・ギター)、ルーファス・ティボドー(フィドル)、カール・T・ヒンメル(ドラム)、ジョー・オズボーン(ベース)がレコーディングに参加している。なお、「The Old Homestead」ではティム・ドラモンドがベースを、そしてレヴォン・ヘルムがドラムを担当しており、アルバムのラストを飾る「Pocahontas」はニール・ヤングのソロ音源となっている。
このアナログ盤『OCEANSIDE COUNTRYSIDE』の収録曲は『NEIL YOUNG ARCHIVES VOL. III』にも収録されているが、先に述べた通り収録曲順が異なっているだけではなく、実は収録されているヴァージョンも異なる音源が採用されている。このアナログ・オリジナル・アナログ・リリース盤に収録されている「Lost in Space」と「Captain Kennedy」、そして「The Old Homestead」は、1980年のアルバム『HAWKS & DOVES』に収録されていたヴァージョンが採用されている他、「Sail Away」と「Goin' Back」、「Human Highway」と「It Might Have Been」、そして「Pocahontas」は、『NEIL YOUNG ARCHIVES VOL. III』のデジタル・プロダクトと同じヴァージョンが採用されており、また、「Field Opportunity」と「Dance Dance Dance」は、アーカイヴ・シリーズに収録されていたニコレット・ラーソンではなく、ニール・ヤング本人よるバッキング・ヴォーカルを担当したオリジナル・ヴァージョンが収録されている。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2025/01/17)