パーカッショニストの尾方伯郎が作編曲を担当し、Lampの榊原香保里をボーカルにフィーチャーしたポップスプロジェクト・Minuanoのセカンドアルバム『ある春の恋人』(2010)が、リマスターCDとして15年振りに再発。学生街の夕景色と恋心を軽やかに描く「宵街」、ほのかに漂う無常感をスタイリッシュなコーラスワークが彩る「二十四時」、緻密なコード進行に乗せた孤独と寂寞が胸を打つ「夜明けの冬」、雨の車窓にメランコリックな物思いが交錯する「曇りガラスに街が流れる」など、とりどりの心模様を映した各ナンバーの他、ポップなレゲエ・アレンジとウィスパー・ヴォイスが夢心地な「ペーパームーン」、新緑の佇まいに出会いと別れの儚さが去来する表題曲「ある春の恋人」など、SNSや動画サイトで再注目を集める話題曲も収録。エバーグリーンな世界の深奥に潜む感傷と郷愁を丹念に紡いだ、全音楽ファン必携の一枚。 (C)RS
JMD(2025/02/19)
Lampの榊原香保里をボーカルにフィーチャーしたMinuanoの傑作アルバムがリマスターCDで再発。
パーカッショニストの尾方伯郎が作編曲を担当し、Lampの榊原香保里をボーカルにフィーチャーしたポップスプロジェクト・Minuanoのセカンドアルバム『ある春の恋人』(2010)が、リマスターCDとして15年振りに再発。
学生街の夕景色と恋心を軽やかに描く「宵街」、ほのかに漂う無常感をスタイリッシュなコーラスワークが彩る「二十四時」、緻密なコード進行に乗せた孤独と寂寞が胸を打つ「夜明けの冬」、雨の車窓にメランコリックな物思いが交錯する「曇りガラスに街が流れる」など、とりどりの心模様を映した各ナンバーの他、ポップなレゲエ・アレンジとウィスパー・ヴォイスが夢心地な「ペーパームーン」、新緑の佇まいに出会いと別れの儚さが去来する表題曲「ある春の恋人」など、SNSや動画サイトで再注目を集める話題曲も収録。エバーグリーンな世界の深奥に潜む感傷と郷愁を丹念に紡いだ、全音楽ファン必携の一枚。
発売・販売元 提供資料(2025/02/17)
多くのサポート仕事をこなすパーカッショニストにしてNujabes監修のコンピなどにも名を連ねるトラックメイカー、尾方伯郎がLambの榊原香保里をシンガーとしてフィーチャーしたユニットの2作目。ボサノヴァ、シティー・ポップ、ソフト・ロックを基盤としたジェントルな楽曲はラウンジ・ムード満載だが、コード感が個性的なメロディーとたおやかな歌声には、耳を素通りさせない存在感がある。キリンジ好きにもオススメ。
bounce (C)土田真弓
タワーレコード(vol.320(2010年4月25日発行号)掲載)