これは衝撃!!サンバジャズ・レジェンド、エヂソン・マシャードが1978年に録音した未発表音源がリリース!80分もの長さを誇る『EDISON MACHADO & BOA NOVA』は、1978年のニューヨークで行われたセッションの記録だ。ボア・ノヴァ・アンサンブルのメンバーによるオリジナル曲が多数収録されている他、ドン・サルヴァドール、ギリェルミ・ヴェルゲイロ、アロイジオ・アギアールらによる未発表曲を収録している。その内容は、洗練されながらもワイルド、抑制されつつも大胆で、最高のジャズ/サンバ/ボサノヴァ・プレイヤーによる究極のアンサンブルを率いる天才・マシャードの真髄を捉えることができる。このあまりにも貴重な音源を、UK名門レーベル<FAR OUT RECORDINGS>が発掘。ブラジル音楽ファンはもちろん、ジャズファンも必聴の内容だ。 (C)RS
JMD(2025/03/01)
これは衝撃!!サンバジャズ・レジェンド、エヂソン・マシャードが1978年に録音した未発表音源がリリース!
80分もの長さを誇る『EDISON MACHADO & BOA NOVA』は、1978年のニューヨークで行われたセッションの記録だ。ボア・ノヴァ・アンサンブルのメンバーによるオリジナル曲が多数収録されている他、ドン・サルヴァドール、ギリェルミ・ヴェルゲイロ、アロイジオ・アギアールらによる未発表曲を収録している。その内容は、洗練されながらもワイルド、抑制されつつも大胆で、最高のジャズ/サンバ/ボサノヴァ・プレイヤーによる究極のアンサンブルを率いる天才・マシャードの真髄を捉えることができる。このあまりにも貴重な音源を、UK名門レーベル、FAR OUT RECORDINGSが発掘。ブラジル音楽ファンはもちろん、ジャズファンも必聴の内容だ。
ダイナミックなドラミングで1960年代のサンバ・ジャズをリードしてきたドラマー/コンポーザー、エヂソン・マシャード。マシャードがブラジル音楽界に革命を起こしたのは、15歳の頃。演奏中にスネアドラムが壊れてしまったことをきっかけに、シンバルでサンバのリズムを演奏するという奇跡的な革新「サンバ・ノ・プラート」(「シンバルでサンバ」という意味)を生み出した。この革命は、サンバに新たなダイナミズムをもたらし、アントニオ・カルロス・ジョビンやジョアン・ジルベルトなど同時代のミュージシャンと共にボサノヴァの発展において重要な役割を果たしてきた。
気難しい一方で情熱的な性格でもあるマシャードは、野心的なまでの完璧主義、そして攻撃的なドラミングで有名だった。若い頃のマシャードはブラジルの軍隊で過ごしていたこともあり、周りのミュージシャンたちは「彼はまるでし戦争でもしているかのようだ」と度々口にしたのだという。
マシャードは、1950年代から1960年代にかけて、リオデジャネイロのクラブ「べコ・ダス・ガハーファス」(Beco das Garrafas)」で名声を獲得すると、ピアノ奏者のルイス・カルロス・ヴィーニャス、コントラバス奏者のチアォン・ネトと共に、世界初のインストゥルメンタル・ボサノヴァ・バンドであるボッサ・トレスを結成した。以降も、スタン・ゲッツ、セルジオ・メンデス、アントニオ・カルロス・ジョビン、ミルトン・ナシメント、チェット・ベイカーとのコラボレーションを通じて、その影響力を国際的に広げていった。(1/2)
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1964年には、彼のリーダー名義でアルバム『Edison Machado e Samba novo』をリリース。マシャードの攻撃的なドラミングを存分に堪能できるこのアルバムは、まさしくサンバジャズの歴史に残る傑作アルバムだ。このアルバムでは、サンバジャズのリズムの生みの親であるサクソフォン奏者、J.T.メイレリスのナンバーを中心に、モアシール・サントスの楽曲(「Nana」「Coisa N°1」)までも取り上げている。マシャードはその後もサポート・プレイヤーとして精力的に活動するも、軍事政権から迫害を受けたことで、1976年にはドラムキットを売却せざるを得なくなってしまう。その結果マシャードは、ニューヨークに渡りボア・ノヴァ・アンサンブルと共に新たな創作活動を志すようになった。フリューゲル・ホルン/トランペットのパウリーニョ・トロンペーチ(Paulinho Trompete)、テナー・サックスのイオン・ムニス(Ion Muniz)、バリトン・サックスのスティーヴ・サックス(Steve Sacks)、ピアノのモザール・テーハ(Mozar Terra)、ダブル・ベースのヒカルド・ドス・サントス(Ricardo dos Santos)の5人によるボア・ノヴァ・アンサンブル、そしてドラムのマシャードを含む6人組は、並外れた精度の技術力、そして創造的な活力に満ちていた。(2/2)
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