the COMPLETE STONES #10

●ローリング・ストーンズの全公式レコーディングを年代順に収録!
●明らかになる未発表曲、別バージョン、栄光のヒストリー第10集!

ローリング・ストーンズの壮大なレコーディング全音源収録プロジェクトの第10集。ストーンズは英米でのリリース順が混沌としていて、正確な発売順を把握することが難しい環境にあります。このシリーズでは時系列にレコーディングされた順に、アウトテイクや未発表曲も含め追いかけることで、彼らの歩みをより深く知ることができます。この第10集はミック、キース、ブライアンが次々と逮捕されるドラッグ事件と裁判の混乱の中、制作が進められた問題作『サタニック・マジェスティーズ』のセッションから収録しています。マネージャーのアンドリュー・オールダムも去り、最大のピンチの中、ビートルズ客演もありセッションは続きました。裁判ネタのシングル「この世界に愛を / We Love You」。そしてサイケというよりSFスペース・ロックのハシリといえる「2000光年のかなたに」ではキースの重いカッティングに、チャーリーのビートが絡み合い、次回作「ベガーズ・バンケット」での覚醒を予感させます。ブライアンがサックス、ニッキー・ホプキンスがハープシコードを加え、ビートルズのジョンとポールがコーラス参加した「ダンデライオン」も、1967年というサマー・オブ・ラブの季節にぴったり。「魔王讃歌 / Sing This All Together」は、魔王というよりはズバリ麻薬の効果を歌詞に歌い込んでいる危ない曲。
「皆一緒に歌ってトリップしようぜ」ってな曲を麻薬裁判中に録音しアルバム1曲目にするのだから危ない危ない。
ある意味『サージェント・ペパーズ』よりも本気にブっ飛んだアルバムになっていきます。そこで生まれた多くの未発表曲も断片ながら収録。主にニッキー・ホプキンスのピアノを中心に、コード進行を組み立てていくセッションも多数収録。さらに70年代は幻の名曲だったミック・ジャガーがプロデュースしロッド・スチュワートとP・P・アーノルドのデュエット曲「カム・ホーム・ベイビー」や、ミックがギター参加しているP・P・アーノルドとの「アム・アイ・スティル・ドリーミング?」も収録。60年代、激動の時代に突入したストーンズの録音作を時系列で聴く、充実の第10集。

【詳細な日本語解説。8頁ブックレット、ライナー8,200字】
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ローリング・ストーンズの全公式レコーディングを年代順に収録!明らかになる未発表曲、別バージョン、栄光のヒストリー第10集! (C)RS