"湯浅政明"×"マッドハウス"が2度目のタッグを組んだ、WOWOW放送のオリジナル・テレビ・アニメ作品『カイバ』。2008年発売のDVD第1巻に同梱された特典サウンドトラックCDが、17年越しに初の単独アナログ化! (C)RS
JMD(2025/04/03)
「湯浅政明」x「マッドハウス」が2度目のタッグを組んだ、WOWOW放送のオリジナル・テレビ・アニメ作品『カイバ』。
08年発売のDVD第1巻に同梱された特典サウンドトラックCDが、17年越しに初の単独アナログ化!
『マインド・ゲーム』('04)や『ケモノヅメ』('06)、『ピンポン THE ANIMATION』('14)を始めとした、数々の傑出したアニメーション作品を世に送り出してきた鬼才・湯浅政明。原作・監督「湯浅政明」x「マッドハウス」が2度目のタッグを組んだ、オリジナル・テレビ・アニメ作品『カイバ』('08)。
『カイバ』は、人間の記憶をデータ化して自在に抽出し、他の肉体(ボディ)に移植する事が可能となった、高度にテクノロジーが発達したディストピア異文明世界を舞台としたSFアニメーション作品。
ある日、主人公・カイバは、記憶を失ったまま、とある事故の現場で目を覚ます。胸のペンダントには知らない少女の写真。自身の記憶を求めて、星々を巡り、たくさんの人々と出会いながら記憶を取り戻していく。
『カイバ』の特異でユニークな劇伴音楽を手掛けたのは、テレビ・アニメ『シグルイ』やアニメ映画『時をかける少女』の音楽や、オリジナル作品の制作も知られる作曲家、シンセシスト、音楽プロデューサーであり、日本やアジア的なモチーフを音楽世界へ巧みに落とし込んできた吉田潔。
作中世界に住まう人々の深い業を洗い流すようなユーフォリックで美しいオープニング・テーマの「Never」(tv size-KAIBA mix-)で幕を開け、Bedouin AscentやHuman Mesh Danceを想起させる、90年代アンビエント・テクノ/IDMとして秀逸でありつつ憂いと内省のこもった、本作のメイン・テーマといえる楽曲である「Initialize Me」や、それがより不穏めいた虚脱系グリッチ~ダーク・アンビエントへと変異した「Baby's Noise」といった先鋭的なクラブ・トラックを交えつつ、柴野さつきや鈴木さえ子のアンビエント作品にも通じる、ノスタルジックで透明感溢れるポスト・ミニマル~ニューエイジ「Planet (laughing version) 」、これを起点とする、その後の幻想的でアンビエンスに満ちたヴァージョンの展開、エレクトロニックミュージックの再発を手掛け、ニューエイジの再評価を決定づけたレーベル〈Music From Memory〉の『Virtual Dreams』シリーズにもリンクする、オプティミズム/ユーフォリアが結晶したニューエイジ~アンビエント・ダンスの逸品「Twinkling Photon」などにいたるまで、遠大なスケールで描かれる印象的なアニメーション世界を彩った珠玉の音楽が、中村宗一郎(ピースミュージック)による最新リマスタリング仕様でアナログ盤として蘇る。
発売・販売元 提供資料(2025/03/31)