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クラシック
CDアルバム

シューベルト: ピアノ三重奏曲第1番、ピアノ・ソナタ第13番、ブラームス: ピアノ三重奏曲第2番

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フォーマット CDアルバム
発売日 2025年05月22日
国内/輸入 輸入
レーベルBiddulph Recordings
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 BIDD85061
SKU 4589538822477

構成数 : 1枚

【曲目】
フランツ・シューベルト(1797-1828):
1-4. ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 D 898, Op. 99
1. I. Allegro moderato
2. II. Andante un poco mosso
3. III. Scherzo: Allegro
4. IV. Rondo: Allegro vivace
5-7. ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D 664, Op. 120
5. I. Allegro moderato
6. II. Andante
7. III. Allegro
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
8-11. ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op. 87
8. I. Allegro moderato
9. II. Andante con moto
10. III. Scherzo: Presto
11. IV. Finale: Allegro giocoso

【演奏】
マイラ・ヘス(ピアノ)
イェリー・ダラーニ(ヴァイオリン)・・・1-4&8-11
フェリックス・サモンド(チェロ)・・・1-4
ガスパール・カサド(チェロ)・・・8-11

【録音】
録音(MONO)/音源(初出盤)
1-4: 1927年12月28日-30日/Columbia C 9509/12 (W 98414/21)
5-7: 1928年2月16日&17日/Columbia L 2119/21 (W 98460/64)
8-11: 1935年10月25日&27日/Columbia Lx 497/500 (W 7646/53)

復刻プロデューサー:Eric Wen
復刻エンジニア&マスタリング:Ward Marston

総収録時間:約80分

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

マイラ・ヘスと弦楽器奏者達との共演を復刻した「弦のBiddulph」らしいアルバム。ヘスは1916年にロンドンでイェリー・ダラーニと初めて会って意気投合、3歳違いの二人は親友となり、20年以上にわたって共演を重ねました。1928年には『テレグラフ』に「これほど素晴らしいデュオはイザイとブゾーニ以来無かった」と絶賛する記事が出るほどの高い評価を得ています。このアルバムでは英コロンビアへのピアノ三重奏曲の録音を復刻していますが、チェロ奏者も豪華。シューベルトの第1番ではエルガーのチェロ協奏曲の初演者として知られるフェリックス・サモンド、ブラームスの第2番では日本でもなじみ深いガスパール・カサドが参加しています。両曲とも第1楽章では拍をしっかり刻むヘスのピアノに乗って音楽が堂々と進み、緩徐楽章では夢見るような柔らかな音に変貌、スケルツォは小気味よく弾み、明るく粒のそろったピアノの高音は真珠に例えたくなるほど。シューベルトの終楽章は朗々とした歌が生き生きと紡がれてゆき、ブラームスでは非常にエネルギッシュ。彼女はこの前年に大きな手術をして体調を崩していましたが、それが信じられないほどの燃えようです。ダラーニのテクニックと高音の輝かしさも見事で、特徴的なポルタメントもしっかり録音されています。チェロの二人が彼女らに伍して引けをとらないことは言うまでもありません。ヘスはブラームスの第2番を戦後シゲティ&カザルスと録音しており、そちらが有名になった分、このSP時代の録音はほぼ埋もれた状態でした。このCDは貴重な復刻です。
間にはさまれたシューベルトのピアノ・ソナタは「おまけ」のように見えますが、彼女の演奏を味わうには最適かもしれません。第1楽章はアレグロ・モデラートの指定ながら、ゆったりと優雅な歩みで楽想を愛でてゆくよう。第2楽章アンダンテもほとんどアダージョのようで優美の極み。第3楽章では一転して快速なテンポ。輝くような音色と躍動的な演奏が爽快かつチャーミングです。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2025/04/08)

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
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ダラニのブラームス?と思いましたが、完全にイメージを覆す、(いい形容が浮かばないのですが)ネットリとして重厚なパフォーマンスでした。専門のカルテット以外でこの時代の室内楽録音はあまり聴く機会がないのでとても貴重です。主情を排した様式に沿った音楽的な表現は、時代を超えた説得力を持つものでした。
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