BOBBY OROZAやTHEE MARLOESなどを輩出する大人気BIG CROWN RECORDSのボス、リオン・マイケルズが中心のプロジェクト・バンド、エル・マイケルズ・アフェアー。
ノラ・ジョーンズ、ローランド・カーク、坂本慎太郎、クレイロ、フローレンス・アドー二、デイヴ・ガイ、ホジェーらをフィーチャーした大作登場!
日本語解説:松永良平
ノラ・ジョーンズの最新作プロデュースなど、今その才能が大きく注目を受ける「音」の魔術師、リオン・マイケルズ。本作では、80-90年代の雑誌Sports Illustratedのファッションとグラフィック・デザイン、ヒップホップのMF DOOMによるアルバム"Special Herbs"とそこで使用されたサンプルの元ネタ、さらにT.L. Barrett牧師(1970年代シカゴの黒人説教師)のゴスペル音楽からインパイアされたという。ヒップホップ~R&Bを強く根底に感じさせる音作りは貫徹しており、各ヴォーカリストの特徴を単なる「歌」以上の「音のファクター」として捉えるクリエイティヴィティが溢れる驚異の作品。
ブラジル人歌手で現在西海岸を拠点にするホジェー、ガーナのハイライフ/ゴスペル・シーンの話題の女性歌手、フローレンス・アドーニ、ザ・ルーツにも在籍、同レーベルからアルバムも出すトランぺッター、デイヴ・ガイ、人気シンガーソングライターのクレイロ、メロウなサウンドで登場する坂本慎太郎、自作とは異なるアプローチでフィーチャーされたノラ・ジョーンズ、そして60-70年代ジャズ界に君臨した伝説のサックス奏者、ローランド・カークのサックス・・・聴きどころ満載の話題必至作品。
発売・販売元 提供資料(2025/06/30)
ノラ・ジョーンズやクレイロを手掛けた効果もあってか、ここにきてフォーカスが当たってきたリオン・マイケルズ。彼のプロジェクトによる新作は、そんな評価に応えるべくそのノラやクレイロ、坂本慎太郎などいつになく多彩なゲストを迎え、いつもの趣味人っぽいノリから一歩踏み出した親しみやすい内容だ。サイケもソウルもアフロも取り込んだモダンな音はもちろん最高!
bounce (C)狛犬
タワーレコード(vol.501(2025年8月25日発行号)掲載)