不世出の天才・中村一義が、2001年の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」出演を機に結成したバンド=100sのメンバーと共に制作、2002年9月19日に発表した4作目のソロ・アルバムを、ボーナス・トラックをふんだんに追加した黒盤2枚組仕様にて初LP化!
キャリアを代表する名曲であり、日本ロック史に残るマスターピース「キャノンボール」を始め、ファンからの絶大な人気を集める「セブンスター」、前記2曲に続く最強のシングル3部作のトリを飾った「新世界」など、持ち前のポップ感覚はそのままに、よりグルーヴィーにダイナミックに躍動するバンド・サウンドが魅力の作品。
発売・販売元 提供資料(2025/09/10)
傑作「ERA」から約2年、100式のメンバーと出会い、バンドになって、パワー全開!中村一義、4thアルバム。全体を通して流れるような展開の、素晴らしいアルバムです。全ての曲が、あなたへの、愛のこもったメッセ-ジ。同じ時代に生きていて、彼の音楽を聴かないのは大損!ですよ。 (C)Sugisaku
タワーレコード(2002/10/10)
「僕として僕は行く」。<犬と猫>でそう高らかに宣言し、デビューしてから数余年...。1人ポップミュージックシーンの広野(荒野)を旅してきた冒険家=中村一義。中村一義がバンド”100式”として再デビュー(なんちゃって)し、新たな一歩を踏み出し、完成させたアルバムがこの「100s」!前作「ERA」で彼が爆発させた”溢れ出んばかりのポップソングライティング=魔法”をバンドサウンドによって更に進化・発展させた全16曲。全てが”生き生きとした””瑞々しい(みずみずしい)”躍動感に満ちたナンバーに仕上がっています。充実してます!大感激の一枚!! (C)silva-cookie
タワーレコード(2002/10/09)
ディスコグラフィーを重ねるたびに、中村一義の周りには人がどんどん集まってくる。宅録アーティストとしてスタートした彼は他人による演奏の比重を増やしていき、本作においては100式というバンドを従えほとんどの演奏を委ねるまでに。先頃やっと行われた初めてのライヴ・ツアーも含め、私たちは一人の人間が急速に〈開いていく〉サマをドキュメントしていると言える。襟元を掴むようなロックンロールにフォーカスした前作『ERA』にあった戦闘体勢は、本作の幾分リラックスしたバンド・サウンドのなかに忍ばされ、結果中村史上最もヴァリエーションに富んだ作品となった。胸踊るストリングスがリズミカルに舞うモータウン風味の“Yes”、ファルセット・ヴォーカルの新たな魅力を見せるミディアム“スノーキング”、仏教の深遠なる思想を想起させる“ZEN”と楽しみ方はそれぞれだが、すべてがソウル・トゥ・ソウルで伝わる愛に満ちています。
bounce (C)内田 暁男
タワーレコード(2002年10月号掲載 (P91))